プロ野球の開幕問題で、今日の文科相への報告に同行した新井選手会長は、会見で再び、このままではプロ野球はダメになるとして、セ・パ同時開催への希望を口にし、「英断を待ちたい。必ず変わると信じている」と語ったそうです。
しかし、昨日も書きましたが、交渉としてはいかにも拙すぎると思います。新井選手会長のような「英断を待つ」とか、「信じている」なんて精神論、性善説で、これまであまた世間とずれた決定をしてきた独善的な球団サイドを動かせるとは、到底思えません。
百歩譲って、ストライキという自らの銃を抜くことを捨てるのならば、世論という太陽を味方に付け、球団サイドを動かすためにも、もっともっと発信することが必要だったと思います。新井選手会長は実直すぎて、そういう点でもあまり上手とは思えません。
それでも、今回の決定が非常に馬鹿げたものであるのは、誰が見ても分かるので、まだ逆転できる可能性がないわけではないと思います。しかし、当初予定通りという最初の決定の時のほうが世論の反応は大きかったように思いますし、ストもしないということで世間の注目度合も高まりませんでしたから(新井選手会長はもちろん世間の注目をひくためにストをするしないは考えない人でしょうけど)、ちょっと期待薄かなと思います。
その結果、昨日も書いたように、ファンか手痛いしっぺ返しを食らうような気がしますし、アホな球団幹部たちにはざま見ろと思いますが、選手たちには気の毒ですね。
実直な新井会長の願いが通じますように!