実質的に関東全域で計画停電が始まってから昨日までの2日間は、我が家が所属する第2グループの計画停電は、わずか数百m先までは実施されているものの、我が家は肩透かしでした。
このまま、いつも同じ場所ばかりが停電していて、我が家周辺が停電しなかったら、気まずいなあなんて思っていたら、今日は停電になったと、カミさんから報告がありました。
停電になってほっとするというか、喜ぶというのもおかしな話ですが、何となく日本国中にそういう空気が漂っていますね。おじさん、おばさんから見ると、とても理解できそうもない若者たちでも、同じ気持ちであるような報道をみかけます。本当に日本という国はまだまだ捨てたものではないと思います。
その一方で、食料品、日用品、ガソリンなどのパニック買いは、なかなか終息の様子を見せません。これは、上のことと矛盾するように見えますが、私欲、我欲というよりは、上のことと若干関係すると思いますが、心配性のなせるわざのような気がします。
消費性向の高いアメリカと違って、日本の特徴として貯蓄性向が高いことが挙げられますが、オイルショック時も、今のパニック買いも、心配性ゆえの貯蓄性向が出ているのだと思います。
日本ではこうした時に、暴動、略奪が起きないことが美徳として海外から賞賛されますが、日本人にしてみたら、「何で略奪するの?」というのが素直な気持ちだと思います。こうした社会規範は大事にしたい一方、心配性ゆえの行き過ぎた貯蓄性向は若干見直したいですね(それでも、何時間も辛抱強くスタンドに並ぶのはすごいと思いますけどね。私は、有名飲食店に並ぶのも苦手ですし、福袋に並ぶのも絶対に出来ませんから、本当にすごいと思います)。