八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

幾重の危機。

2011年03月28日 23時30分03秒 | 管理人のこと、雑感

福島第一原発の状況はなかなか芳しくありません。制御棒により核反応は停止しており、圧力容器も格納容器も完全に破損しているわけではなく、チェルノブイリのような事態にはならないと思われますが、原子炉に由来すると思われるタービン建屋での放射能汚染水に続き、建屋外でも汚染水が発見され、放射能事故の3原則である(1)止める、(2)冷やす、(3)閉じ込める、の(3)に失敗したことは明らかであり、そのために(2)の冷やすも難航しており、事態の解決は長期化する様相です。

 

こうしてますます状況が難しくなる中でも、「僕は原子力には詳しいんだ」と豪語した、この国のリーダーは、引きこもっていると伝えられ、まったく何を考えているんだか分かりません。どうせ引きこもるんだったら、東電の社長のように最初から引きこもればいいものを、パフォーマンスの視察で大事な事故処理の初動を遅らせたり、自分に報告がないことに怒って東電に乗り込んで何の役にも立たない怒鳴り声を長々とあげたり、誰にもまったく響かず何の薬にもならない「メッセージ」と称するものを時折発したりと、本当にこの国の危機は、地震と原発と官邸と言われるような始末です。

 

菅首相については、これまでも何度か書いてきましたが、(「賞味期限切れ」、「格下げ」、「街が暗い…ものの、朧月夜。その下では…。」)、あっけなく犯人が分かってしまう推理小説のように、自分でそう思っていても本当にそうだったんだと分かると、別にうれしくもなく、心底がっかりしてしまいます。ましてや、これは、作り事の小説ではなく、本当にこの国の危機だからです。今朝、夢を見ました。夢ですから、まったく脈絡はないのですが、最近のこうした状況が影響しているのでしょう、非常に危険で胸がひやっとするような怖い夢でした。ただ自分でも、これは夢だと半ば意識していて、決定的に危険な場面で、「えいやっ」と目を覚まし、事なきを得ました。

 

今起きている状況も本当に夢だったいいのにと思いますが、残念ながら、これは現実です。一国の首相が危機的状況下で引きこもっているというのも、危機的ですが、陣頭指揮を執った方がもっと危険とも言われていますから、ここは枝野、仙石氏中心に、実務的に仕切ってもらうしかありません。そして、本格的な復興にあたっては、もう一度仕切り直して、財源問題も含めて、本当にドラスティックに改革できるリーダーの下、取り組むべきでしょうね(いれば…の話ですが)。

 

こうした状況下で東京都知事選も行われます。意欲・人柄は申し分ない渡辺美樹氏が早々に出馬表明をしましたが、行政手腕は未知数です。そして、神奈川県知事だった松沢氏が石原後継含みで出馬表明をしましたが、まさかの石原慎太郎出馬表明であっけなく出馬断念しまました。これで、松沢氏は政治生命は終わりました。そして、満を持して前宮崎県知事の東国原氏が出馬表明しました。芸人としての顔とは別に政治をしっかり勉強していて、行政手腕もあることを証明しましたが、宮崎と首都東京では、規模が違いすぎて同じような手法が通じるか、未知数です。

 

そして、こういう国難とも言える危機を迎えた時には、石原慎太郎のリーダーシップが今一度注目されてしまう気がします。これまでの経験と見識、政治手腕から、こうした危機的状況を任せるには安心感があるのは事実です。しかし、四選という多選と任期中に80歳を超える年齢、そして、何よりもこれまでの功だけではなく、罪の部分を総括していないことが気になります。

 

国であれ、都であれ、市であれ、本当に志を持った人が、責任を持って、政をしてほしいと思います。政治ショーや権力争いは要りません。本当にこの国を良く出来る人を選びたいですね。それも国民の責任です。

 

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今日のジョグ

は、お休み。

 

コメント
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