余計なことを書くと公職選挙法違反になるので、今日の報道についての感想を書きたいと思います。今日、衆議院議員選挙の各報道機関の予測が出てきましたが、各社とも民主党は300議席に届く勢いで、前回300議席近くを獲得した自民党は逆に半減というものでした。
かつては、こうした報道が出ると、アナウンス効果ということで報道された内容とは逆の方向にベクトルが働くことがありましたが、今回はとてもそういうことが考えられないくらい、猛烈な風となっているようです。何しろ今まで落選など考えられなかった選挙に強い多くの自民党大物議員の苦戦が伝えられているくらいです。
かつて小選挙区制が導入された際には、外国の極端な例では与党が0対100くらいで負けることもあると喧伝されましたが、これまでの日本ではそうしたことは起きませんでした。しかし、今まさにそうしたことが起きようとしています。中選挙区制度では、有権者が明確な意思をもって誰かを当選させよう(あるいは誰かを当選させたくない)と思っても複数の議員が当選するため、その意思は十分に反映されませんが、小選挙区では有権者が明確な意思を持てば、結果は明白だということです。なおかつ、本当の無党派層の中には死に票にしたくないという意思も働き、地滑り的な結果になるということでしょう。
以前にも書きましたが、一方の自民党は仮に負けるとしても「いい負け方」をすることが重要になります。政権交代があり得る健全な政治状況を作り出すには、自民党が消滅するくらいに敗北するようではまずいわけです。今回の選挙では、所謂自民党的な大物議員や従来型の利益誘導型政治家の苦戦が伝えられています。自民党が今後につながる議席を得て、なおかつ党内世論を統制していた大物議員がいなくなれば、世代交代や活発な議論が行われる可能性があるわけです。本来ならば、こうした選挙結果ではなく、自浄作用として行われればもっといいのでしょうが、選挙の洗礼が一番説得力がありますから、この機会が自民党が生まれ変わる最後のチャンスとなるでしょうね。自民党もまさに正念場です。
今日のジョグ
5km 27分3秒
今日の甲子園
昨日、夏の主役の躍り出たと書いた花巻東の菊池投手が背中のはりで途中降板し、チームは延長の末、ベスト4を決めましたが、今後に暗雲が漂います。今日は負けましたが、相手の明豊の背番号6の今村も150km超の球を投げるそうですね。私は見たことがないのですが、倅によると速かったそうです。
もう一試合は、日本文理が新潟勢として25年ぶりの四強とのことです。あとは、明日、帝京対県岐阜商、都城商対中京大中京の結果次第です。ブランド力では、帝京、中京大中京に分がありますが、古豪という点では県岐阜商、都城商にも頑張ってほしいところです。