八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

台風9号北上(東進)!

2009年08月10日 11時04分55秒 | Jog&Walk,Health

日本の南にある台風9号の影響で昨夜は激しい雨が降りましたが、今日の未明から明け方にかけても激しい雨が降りました。岡山や兵庫では大雨による土砂崩れや浸水被害などが広がっています。甲子園も昨日は第一試合がノーゲームとなり、再試合の今日も5回表で中断したままです。今年の夏は異常気象です。

 

そんな中、朝一瞬雨が弱まったすきにクロの散歩に行ってきました。旅行中実家に預けていたクロは、昨日カミさんと娘が引き取りに行ってきましたが、思いのほか良い子にしていたそうです。犬としても、きちんと散歩・餌などの世話をきちんとしてくれれば、文句はないのだと思います。

 

そして、今日の予報は一日中雨ですが、一瞬止んだすきに走りに出ました。旅行に行っていたので、一週間ぶりのジョギングです。なので、そんなに無理は出来ないものの、10kmくらいは走りたいと思っていましたが、町田街道に出るころには雨がポツポツ落ちてきました。浅川に入ると、さすがに茶色い濁流となっていましたが、水位はそれほど高くはなく、川幅いっぱいに水が広がるまでには至っていませんでした。

 

久しぶりなせいもありますし、食後1時間半くらいは経っていたものの、昨日までの習慣で朝食を食べ過ぎたせいもあり、体は重くいまいちです。なおかつ、雨も強くなったり、弱くなったりどうなるか分からず、おまけに足の付け根に違和感が出てきたため、水無瀬橋のところで断念してもどってきました。今月は旅行などもあるので、目標を落としていますが、こんなに天候不順では、その目標すら難しくなってきそうです。

 

今日のジョグ

 8.1km  46分44秒

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パラオ日記

2009年08月09日 23時20分05秒 | 管理人のこと、雑感

パラオとは

10数年ぶりに海外旅行に行ったため、更新が出来ませんでした。パラオに行ったのですが、そもそもパラオというところを知らない人の方が多いのではないかと思います。パラオとは、正式にはパラオ共和国(Repubulic of Palau)と言い小さいながらも独立国です。ミクロネシアのマリアナ諸島のグアムやサイパンの少し先(西南西)にあり、グアムとフィリピンのミンダナオ島の間にあるような位置関係です。200くらいの島々からなる国ですが、火山の噴火で出来た火山島は4島だけで、その殆どは無人島のサンゴ島だそうです。ドイツの植民地でしたが、第一次世界大戦後、日本が委任統治するようになり、第二次世界大戦後はアメリカの信託統治下に置かれ、1994年に独立をしたとのことです。同じミクロネシアの中でもグアム、サイパンと比べると観光地としてはマイナーであり、スキューバダイビングの人気ポイントになっているそうです(もちろん管理人はダイビングはしません)。

 

で、なんでパラオなのか?

若い世代にはピンとこないかもしれませんが、観光地のサイパンやグアムは太平洋戦争の激戦地として知られています。日本の制海権、制空権を遮断するとともに、日本本土を攻撃する拠点としても重要だったからです。両島ほど一般に知られてはいませんが、パラオもそうした拠点の一つとして重視されていて、パラオ諸島南端のペリリュー島でも大激戦が交わされました。

実は管理人の母の一家は戦前パラオに移住していて、その父(管理人の祖父)は戦地召集というのか現地で入隊しペリリュー島へ向かう途中で船が撃沈されて戦死したとのことです(らしいというだけで詳しいことは分からないそうです…)。一方、母の母(管理人の祖母)も爆撃だか機銃掃射かは分かりませんが、米軍の攻撃で亡くなったそうです(ペリリュー島の戦闘では民間人の死者はいないと言われていますが、それ以外では民間人も結構亡くなっているようです)。母は4歳で両親を亡くして、一緒にパラオに移住していた伯母に兄と一緒に引き取られ、日本に引き揚げてきました。伯母も夫を亡くし、自分の子ども5人と甥姪を合わせて7人を女手一つで育て、一家の苦労は多かったと聞きますが、それでもその伯母がいなかったら、母の運命もどうなっていたかと思います。

母も子育てや生活で忙しくパラオを訪問したいと思いながらあっという間に月日が経っていましたが、昨年兄(管理人の伯父)ら親族と初めてパラオを訪問することが出来ました。そして、今度は自分の子どもたちを連れて行きたいということで、今年管理人のパラオ行きとなった次第です。幼いころから戦争の話は聞かされてきましたが、まさか自分がかの地を訪れることがあるとは思っていませんでした。

 

8月4日(火)

旅程は8月4日からですが、夜の出発なので実質的に4日は移動日のようなものです。午後から家を出て、成田で母と合流。チケット受取、チェックイン手続き、出国手続きと待ち時間を経て、21時過ぎに離陸。

翌5日の深夜1時45分にパラオのコロール空港に着陸。入国手続きを終え、バスに乗り込み、ホテルにチェックインしたのが3時。荷解きもせずにすぐに寝たものの、寝ついたのは4時くらいでしょうか…。

 

8月5日(水)  曇り

事前に調べた天気予報ではずっと雨マークが着いていましたが、雨季のため雨が降りやすいので天気予報はとりあえず雨マークがついているようで、滞在中本格的な雨には降られませんでした。実際、狭い地域で予報の意味もあまりなく、あっちでスコールが降ったかと思うと、こっちは晴れていたりと、あまり意味はないようです。ということで、この日は曇りです。パラオは日本の6~7倍も紫外線があるそうですから、曇りくらいの方が丁度いい感じです。

6時すぎには目が覚め、睡眠時間は2時間程度です。8時前にバイキングの朝食をとって、9時に集合し、高速ボートで移動し、ペリリュー島へのツアーへ参加。子どもにはつまらないかもしれませんが、今回の旅行の最大の目的なので、外せません。水戸連隊の洞窟塹壕後、資料館、日本軍司令室後、日本軍戦車、ゼロ戦、慰霊碑、空港跡などの戦争の跡を見て回りました。

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8月6日(木)  曇りのち晴れ 

この日はカヤックとシュノーケリングのツアーに参加。この日は結構波が荒く、波が穏やかな内海のコース(人によってはつまらない)をとると申し訳なさそうにガイドさんから案内がありましたが、年寄り、子どもがいる我が家としては願ったり叶ったりでした。

本当に簡単な説明のあと海に出ましたが、穏やかな海ならカヤックもまったく簡単に漕ぐことが出来ました。わざわざ選んだだけあって、湖だってもっと波があるだろうというくらい穏やかで、鳥の鳴き声以外何の音もない静寂と木々の緑と美しい水面に囲まれ、まさに「癒し」でした。何時間でもボ~っとしていたいくらいでした。

ただ、ネイチャーツアーと題するだけあって、自然たっぷりなのでトイレなどの施設などはなく、用をたすのは海の中というワイルドさでした。

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シュノーケリングは、おまけみたいな感じでしたが、パラオがダイバーの憧れの地であることは理解できる美しい海でした。

 

 

月7日(金)  晴れ

この日は、前日おまけだったシュノーケリングが中心のロックアイランドツアーでした。午前中はガルメアウス島という無人島を中心に、シュノーケリングや海での水遊びをしました。シュノーケリングはお向いのイノキアイランド(だいぶ以前からパラオを訪問していたアントニオ猪木を名誉オーナーとする島)近くの大シャコ貝を見ました(ほんとにでかいです)。そして、昼食のバーベキューを楽しみ、午後は別のシュノーケリングポイントに移動し、ナポレオンフッシュ、クマノミ、エンゼルフィッシュなどさまざまな魚とサンゴを楽しみました。簡易水中カメラを買って、撮影してみましたが、自分の目で見た通りには撮れませんね、さすがに…。本当にきれいでした。

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8月8日(土)  晴れ

実質的な最終日となるこの日は遠くに出かけず、初めて終日ホテルで過ごしました。ホテルにもプールと小さいながらもプライベートビーチがあり、最終日をゆっくり過ごすには申し分ありません。午前中はプールで過ごし、昼食はホテルのレストランでとりました。子どもがハンバーガーを頼んだのですが、これがまた巨大で写真に撮っておかなかったのが悔やまれますが、ハンドボールとソフトボールの中間くらいの巨大さでした。午後はプレイルームで卓球やビリヤードをやったあと、部屋でのんびり、仮眠などして過ごしました。

女性陣はホテルのアフタヌーンティーを楽しんだあと、買い物へ(アフタヌーンティーでもパンや、クッキーなどが出て夕食は要らないほどだったそうです)。男二人は、ホテル近くの食堂に夕食に行きましたが、こちらも昼飯が腹に残り、枝豆や冷奴など軽めの夕食(ここはどこだ?)。

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8月9日(日)  晴れ(日本は曇り)

そして、深夜の1時にチェックアウトし、2時くらいにバスに乗り込み空港へ。手続き後、出発は4時の予定でしたが、準備が順調とかで3時30分頃に前倒しになりました。遅れることはあっても、前倒しになるなんて初めてで驚きました。ローカル線で空いている時間ならではでしょうね。ということで、8時頃に成田に着き、カミさんと娘は母と一緒にクロを引き取るために実家へ。管理人と倅はスーツケースを預かり、京成の特快、山手線、中央線特快と乗り継ぎ、12時前には八王子に戻ってきました。

旅行というのも、帰ってきてしまえば、あっという間ですね。

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夏休み…

2009年08月04日 08時39分07秒 | 管理人のこと、雑感

管理人は夏休みで、しばし更新はお休みします。

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梅雨明け…2

2009年08月03日 21時17分20秒 | 管理人のこと、雑感

近畿、東海も本日ようやく梅雨明けしました。梅雨明け時期が確定できなかった平成5年を除くと、50年以上前の8月2日を抜いて史上もっとも遅い梅雨明けだそうです。

 

関東も今日は久しぶりに晴れ、実質的には同時に梅雨明けしたようなものです。しかし、明日、明後日とまた崩れて、晴れが続くのはその後のようです。毎日真夏日が続く猛暑も大変ですが、こう晴れ間が少ないと、プールや海を楽しみにしている子どもたちにはつまらないでしょうね。

 

例年8月上旬の練習は大人もひっくり返ってしまいそうなくらい暑くて大変ですが、今年はまだそんな日がないですね(新人戦の時だけですね)。今度の土日は、今のところ予報では晴れの真夏日となりそうです。残念ながら、管理人は参加できませんが、みんな水分補給をこまめにして、健康管理をしっかりしよう!

 

今日のジョグ

 5km  24分54秒

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フジヤマのトビウオ逝く…そして、新星誕生…野球はどうだ?

2009年08月03日 09時44分52秒 | スポーツ

フジヤマのトビウオと言われた古橋広之進が世界水泳が行われているローマで急死したそうです。昭和40年生まれの私は、終戦直後の古橋広之進の活躍は当然リアルタイムでは知りません。しかし、戦争で徹底的に叩きのめされた日本が、古橋が次々と連発する世界新記録に熱狂したのは、十分に想像できます。とにかく猛烈な練習でさまざまなハンディを克服し、新聞記事によれば「耳の中の肉が盛り上がり水が耳に入らないようになり」「体に水が付着しなくなり、プールからあがってもタオルで体を拭く必要がなかった」など、どこまで本当か分からないような伝説まであるそうです。でも、本当にそれだけすごかったということだと思います。

 

身体能力が劣る日本はその後低迷する時期もありましたが、今また北島康介を生み、今大会でも古賀、入江と二人の新メダリストを生みました(松田も五輪に続いて獲りました)。古賀は50mでも銀を獲得というニュースが飛び込んできました。日本水連、JOC、国際水連の要職を務め水泳の発展に力を注いだ古橋広之進へのいい供養になったのではないかと思います。

 

目を転じると、ゴルフ界では17歳の高校生プロ石川遼が初日から首位を走る完全優勝を飾り、今季2勝目をあげました。もはや「ハニカミ王子」なんていうすっとぼけたことは言わせないという勝負師の顔になっています。本当にすごい高校生ですが、プロフェッショナルですから、高校生であるか30歳であるかなんて関係ないんですよね実力がその人の顔や器を作っていくということがよく分かります。その石川選手が今度は全米オープンで世界に挑戦します。マスターズ、全英では世界の壁に跳ね飛ばされましたが、この若さでどんどん世界と勝負していけば、きっといつか世界が彼の前にひざまずくのではないかと思います。一足早く世界に挑戦していた宮里藍もスランプを脱して、先日米ツアー初優勝を飾ると、全英女子オープンでは惜しくも優勝は逃したものの3位に食い込みました。宮里美香、諸見里など宮里藍に続く選手もがんばり、女子ゴルフ界も楽しみになってきました。男子もこの後石川選手に続く選手が育ってくるでしょう。

 

翻って、野球はどうでしょう。もちろん、過去の遺産があるので、甲子園(高校野球)、中学野球、シニア、学童、リトルなど盛んに行われ、選手を輩出する仕組みはあります。しかし、前の世代からバトンを引き継ぐ新星(=スター)は機械的に生まれるわけではなく、「あこがれ」という媒介が必要になると思います。赤バット川上・青バット大下に長嶋・王があこがれたように、長嶋・王に多くの選手があこがれ、次のスターを作りだしてきたのです。高校1年からスターだった清原・桑田にも多くの選手があこがれました。そして今、イチロー・松井秀喜・松坂大輔に多くの若者があこがれています。しかし、イチローはそれに応え続けていますが、松井は人格的に学ぶことは多くても、肉体的な面では傷つき苦闘しています。松坂もWBCの勢いを持ち込めず今シーズンはまったく結果が出ていません。上原も離脱し、川上も負けが続くなど、日本人メジャーリーガーは苦戦しています。もちろん、本人たちは「自分のため」に海を渡り挑戦しているので、その結果については自分自分が負えばいいだけのことでしょうが、本人たちの与り知らぬところで未来のスター誕生に責任を負ってしまっているのも事実なのです。傷つき倒れても何度も立ち上がって、戦い続けた野茂英雄という良いお手本もあります。何とかこの谷をわたり、山を越えて、次の世代にバトンをつないでほしいものです。

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雨、雨、雨…でも、練習試合!

2009年08月02日 18時48分01秒 | 散ドラの試合について

今日もすごい天気でした。予報は曇りで、夕方から雨のはずだったのに、朝からしっかり雨で、時折夕立ちのような激しい雨が降ったり止んだり…。関東地方は梅雨が明けたことになっていますが、これは完全な梅雨状態ですね…。ここのところ報道でもよく言っているように、平成5年、平成15年に続く、遅い梅雨明け、あるいは「梅雨明けを確定できず」になる可能性すらあります。

 

そんな中、今日は早々に公式試合は中止が決定したのに、まさか練習試合をやるとは…管理人はわがまま言って私用を優先させて頂き、お先に失礼しましたが、帰りの道々や家に帰ってからの雨の具合を見ながら、「これは無理だな…」と思っていました。ところが、一応念のため大声コーチに確認のメールをすると、試合をやっているというじゃあ~りませんかぁ。その頃、滝のような雨が降っていましたが、どんな様子だったのでしょうか(大声コーチは塁審をやって濡れそぼったせいか、メールの言葉にも力はない感じでした。お疲れ様でした)。

 

そして、その雨中の練習試合は見事勝利を収めたとの報告を頂きました。やったね、散ドラ諸君!春季大会で負けているだけに気合が入ったでしょうね。春季大会も残り2試合!今日の勢いで2連勝で春季を締めくくってほしいものです。今日試合が流れたおかげで、管理人も春季最終戦を見られる可能性が出てきました(今日試合をやっていたら、管理人が不参加の8/9が最終戦となっていたかもしれません)。残り2試合、がんばれ!散田ドラゴンズ!

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花火!

2009年08月01日 22時18分06秒 | 管理人のこと、雑感

今日は恒例の八王子の花火大会でした。立川勤務の時は家に帰ってから十分楽しめましたが、都心に勤務している今では、帰る頃にはもう終わる間際です。ですから、少しでも花火が見えるようにと万葉通り沿いの道を歩いていると、花火が見えるいいポイントにはたくさんの人が出ていました。ヘビ山近くの酒屋さんのあたりでは、花火見物をする「旧サンドラ補佐」コーチご夫婦に会いました。ヘビ山の脇を上がっていくと、この辺も結構近所の人が出ていましたし、車がかなり止まっていたので、ヘビ山から見ている人もいたのかもしれません。

 

家に帰って着替えていつものように高尾方面にジョギングに出ると、さすがに道路で見ている人は見ませんでした。その代わり、ゼファーやその他のマンションのベランダには花火見物する人影がたくさん見えました。我が家の2階からも花火は見えますが、所詮2階なので、電線が見えたりしますが、中央線沿線のマンションは絶好の花火ポイントでしょうね。さらに走り進むと、中央線に架かる陸橋にも人が登っていました。花火はたしかに風情があっていいものですが、皆さんかなりの努力をしているんですね(私はとてもそこまでできません)。

 

一方、家では合宿から帰った娘が疲れ果てて寝ていました。合宿に行く前は、花火を見に行くようなことを言っていた気がしますが、とてもそれどころではなかったようです。体力がないので心配していましたが、やはり毎日部活をしていても、集中して練習する合宿はきつかったようです。しかし、管理人は高校1年の1学期で野球部を退部した身なので、体力がないのに運動部に入ってしっかり続けていることは素直に褒めてやりたいと思います

 

今日のジョグ

旅行に行ったりするので、このあと休養にあてるつもりです…。さぼりではありません。

 5km  24分38秒

 

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満を持して…自民党のマニュフェスト?

2009年08月01日 00時16分41秒 | 管理人のこと、雑感

「責任」与党である自民党が満を持して(?)最後にマニュフェストを発表をしました。発表にはテレプロンプターを設置するという念の入れようです(そりゃあそうですよね、ここで漢字の読み間違い、言い間違いをされた日には目も当てられませんからね)。

 

しかし、民主党のマニュフェストを口を極めて罵ったわりには、これまで自民党が言ったこともないようなことも多く、民主党の内容をかなり意識した内容だと思いますね。そして、民主党のいうことは無責任だということを意識させるために「責任」ということを前面に打ち出していますが、そもそも今回の大きな「うねり」「風」は民主党から吹き出したものではなく、あまりに「責任」を果たさない自民党に愛想が尽かしたことから噴き出していることを認識していないことがはっきりして、かえって逆効果だと思います。

 

負け方の程度の差はあるでしょうが、衆院選後に首相の座にいないことが確実な麻生さんが、「私は〇〇を目指します」と言われても言葉は空しく宙をさまよいますし、言うに事欠いて「国民はこの一か月、日本のことをよく考えろ」と抜かした日には開いた口がふさがりません。皆、よくよく考えたればこその今の自民党、麻生首相の支持率でしょう。いい加減国民を馬鹿にするは止めてほしいものです。また、百年に一度と言われる未曽有(「みぞゆう」ではありません)の不況下にあって、年率2%の経済成長を目指しますと言われても、それこそ夢物語としか思えません(これが民主党に足りないと指摘していた成長戦略だとしたら、とんだお笑い草です)。自民党の従来型の公共事業で底上げしようとしたら、一体何兆円つぎ込むつもりかと空恐ろしくなります…。

 

自民党の両院懇談会で身内の国会議員に謝罪し涙を浮かべた麻生さんですが、国民に謝罪する気はないようです。そんなことは期待できなかったでしょうが、百歩譲って、麻生さんが生き残るチャンスがあったとしたら、捨て身で勝負に出ることだったと思います。つまり、はっきりと過半数を取れなければ退陣すると勝敗ラインを設定し退路を断つことです(いずれにせよ退陣は決定的なのですから捨ててこそ浮かぶ瀬もあったと思いますが、ご承知の通り記者に逆切れして、決意のほどは示せませんでした…)。そして、情けない涙など見せず国民に自らの至らなさを潔く詫びることでした(もちろん、プライドの高い麻生さんに出来るはずもありませんでした…)。解散の場面では、道具立ては小泉流を意識したようですが、やはり基本は秋葉原で軽口を叩くのが性に合っているだけあって、ここぞの場面では芝居がかってしまい本気さが見えません(いいか悪いかは別にして、小泉さんは根っからの喧嘩上手で、腹を決めて本気で切った張ったの勝負していることは見る側に伝わりましたからね)。

 

一か月待とうが、二か月待とうが、今の流れは民主党への期待を通り越して、自民党へのNOが日に日に大きくなっているので、民主党が痛恨のエラーをしてもこの流れはもはや塞き止めようがなくなっています。今後の日本のことを考えると、あとはいかに自民党が良い負け方をするかにかかっていると思います。つまり、負けた後の対処の仕方ですね。それによって、今後の健全な政権交代可能は政治体制になるかどうかがかかっていますから。本当に自民党が消滅して、民主党の一党支配が続けば、それはそれでおかしなことになりますから。自民が負け、キングメーカー気どりの人や料亭好きの人、失言(本音)癖のある人などがいなくなって、まっとうな政策を議論する党になってほしいものです。

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