卒団式も終り、6年生はあと一週間くらいで小学校生活ともお別れですね。そんな6年生たちの思い出を書き残しておきます。
リクは、倅が入団した時に「〇〇君、こうやって振るんだよ」と小さな体でスイングを教えてくれていたことを覚えています。倅も小さかったですが、まだ、2年生のリクはひときわ小さく、まるで幼稚園児の先生のようでした
。しかし、人に教えるだけあって、当時からしっかりしたスイングをしていました。4年頃から試合に出るようになり、5年頃には四球だけでなく当たりも出るようになりました。しかし、6年生になってからはキャプテンの重圧からか、あまり積極的なプレーがなかったですが、私が見逃した大逆転勝ちのきっかけはリクからだったということで、つらいキャプテン業も最終的には良い思い出になったのではないかと思います。また、新人戦の涙も記憶に残ります。笑顔(に見える白い歯)がトレードマークですからね。
コウスケは、やはり2年生の終わり頃の、元木小でのアストロジャガースとの練習試合の時のことです。投手を務め通常より2m短い14mのマウンドから投げさせようとした時です。相手チームから「マウンド後ろですよ」と指摘があり、こちらが「2年生ですから」と答えると、相手チームから一斉に「えぇ~、ウソ~、でけ~」というどよめきが起きていましたね
。というくらい体には恵まれていましが、真面目で考えすぎる性格から、長いことスランプに陥りましたし、何度もケガに泣かされましたが、最後の年には何とか復活しました。それと駅伝大会では順当に成績を伸ばしましたね。学年1位はとれませんでしたが、立派な成績でチームを6位入賞に導きました。今年の試走では、私は真剣に勝ちにいきましたが、最後のコーナーでかわされました…。残念!
シュンスケは、いつもふざけてばかりで、今のやんちゃな3年生たちよりも落ち着きがなかったのではないでしょうか。いつも、「シュンスケ~、ちゃんとやれ~」と叫んでいたような気がします
。本番じゃないと燃えないタイプですし、「KKの父」理論通り、こういう選手こそピッチャー向きですね(ピッチャーしか出来ない?)。試合に出るようになってからも、何度も暴走で叱られる場面が多々ありましたが、常時試合に出るようになってからは、だいぶ集中力が増しました。そして、6年生になってからはエースとしての自覚から試合でもよく声が出ていましたし、打撃も開眼しました。ピッチングは下半身なのか、リリースポイントなのか、なかなか安定せず、四球で崩れる場面も多かったですが、終盤の数試合は制球が安定してきたので、今後が楽しみです。
カズトは、うちの倅の入団直後、2年生の終わり頃、カズキと一緒に入団してきたのをよく覚えています。カズキが落ち着きなく、「ねえ、打っていい、打っていいの」などとはしゃぐのと対照的に、黙々と練習に取り組む大人の2年生でした(二人とも親のキャラと同じですね
)。そして、動態視力がいいのか、ゴロの捕球は最初から非凡なところを見せ、トスやフリーの時はいつもボールが一番飛ぶところに陣取っていました。肩を故障し、包帯で腕を吊っている時も、無理するなというのも聞かずに、いつの間にかボールが一番くるところにいました
。本当に野球が好きなんだなあと思います。バッティングも下級生の頃から軽々と打っていましたが、上級生になってからは、ややためがなくなってスランプになりましたが、体が出来てくる中学生になってからがますます楽しみです。
ソウタは、今も小さいものの、3年生に入った頃はもっと小さく大丈夫かと思いましたが、最初の頃から普通に外野フライをキャッチしてセンスがあるところを見せていました。お母さんたちには分からないかもしれませんが、距離感を測りづらい外野フライは経験を積まないとなかなか捕ることは出来ません。そういう意味で、外野手としては適役で、何度かチームのピンチも救ってくれました。打撃はパワー不足で苦労しましたが、5年生くらいから意識的にテイクバックを大きくとって打とうする自分なりの工夫が見え、6年生になってからは結果を出すことが出来ました。でも、声を出すのは恥ずかしいのか、練習中に横にいって「声だせ~」と言ったら、「えぇ~」と言ったまま、はにかんだのにはガクッときました
。散ドラのハニカミ王子ですね。
コウタは、野球とは関係ありませんが、夏祭りの様子が妙に記憶に残っています。他の子たちが祭りならでは「くだらない」ものにお金を使っているのに対し、食べるものを中心にムダなく実用的なものだけを買っていて、「この子はしっかりしているなあ」と感心したものです
。野球では、走る時に軸がぶれるなど、ややムダが多い特徴的な動きをしており、セカンドを守っている時にも冷や冷やさせてくれましたが、結果的にほとんどエラーはなく、いつも「結果」を出していましたね。そういう意味でも「しっかり」していました。打撃もやや変則的ではありましたが、時に下位から得点を演出するなど、「生活力がある野球」をしていましたね。
ユウジは、入団時の頃をよく覚えています。父、ベビーカーを押した母、弟のアッキーと一緒に見学に来ていました。父の顔が怖かったのですが、トスバッティングの終わり頃に「お兄ちゃんも打ってみない」と誘いに行くと、嬉しそうにはにかんだのを覚えています。しかし、入団してトレードマークとなったのは、やはり「涙」ですよね。褒めてもうるうる、叱ってもうるうる、励ましてもうるうる。はっきり言っておもしろかったです
。しかし、野球の方では最初からパワーのあるところを見せ、最近ではまた体が大きくなってきて、最後の練習試合では本当に力のある球を投げていました。そして、いつの間にか涙もなくなっていましたね。声も変わり、一二年したら、お父さんみたいな怖い顔になってしまうんでしょうね…。
ミノルは、やはり散ドラに欠けている足が何と言っても魅力でした。しかし、送球は下半身を使わず手投げで力なくヘロヘロ~、バッティングもやはり下半身を使わないので打球は力なくボテボテ~、守備も横で捕る癖がありポロポロ~で
、ちょっと時間がかかるかなあと思ったものです。しかし、自分の武器を持ち、それを知っているということは強いですね。今でもやや上半身頼りなところはあるのですが、ボールをしっかり叩いてとにかく出塁するんだという明確な意図が見え、チームの核弾頭に成長しました。また、リーダーシップもあり、よく下級生たちの指導もしてくれましたね。
カイトは、ソフトのフレンズでずっと活躍をしていたこともあり、即戦力となりましたが、6年生近くになってからの入団だったため、完全に野球に切り替えが出来なかった面があったようにも思います。私もソフトは素人ですが、大きいボールをバットの軌道上で叩けばいいように思いますが、自分のポイントでミートする野球の打撃のタイミングがなかなかとれなかったようでしたね。いつも顔はレフトスタンドでした…
。あと、中学で別なスポーツをするとしても、かかとを浮かして、もっとつま先で動くように意識した方がいいね。
トシキは、6年生の夏の入団ですが、春に入団した弟と一緒によく練習に参加してくれていました。最初にやったキャッチボールは衝撃的でしたね。最近では、キャッチボールが出来ない子も多い中、見事に胸元に収まる球を投げ続けてくれて、ストレスのない非常に楽しいキャッチボールでした。水泳をやっているとのことでしたが、体幹が非常にしっかりしているのでしょうね。短い間でしたけど、試合にも出て活躍もしたし、いい思い出になったと思います。塁に出ると、サイン関係なく走りまくっていたのには苦笑いでしたが
。
そんな散ドラ諸君に対しては、卒団式でも言いましたが、若いうちに打ち込めるものを見つけ、夢中でがんばってほしいと思います。そして、一徹コーチが言っていましたが、自分がやると決めたことに努力することが大事です。努力すれば結果は必ずついてきます。結果というのは、必ずしも優勝とか、一番ということとは限りませんが、自分が納得できる結果がついてくるということです。がんばれ!散ドラ卒団生!!
今日のジョグ
昨日の疲労をとるように、ゆっくり、短めのジョグ。
2.2km 14分13秒