ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

ベビーサインは母子に弊害

2007年08月10日 | ベビーサインは必要ない
「ベビーサイン」という「ジェスチャー」は、子育てに必要だと思いますか?
私は必要ないと考えます。

なぜならば、母子相互関係は赤ちゃんが出す、仕草や声、泣き声、そしてボディランゲージによって
育まれます敢えてゼスチャーを使って母子の関係をつくる必要は全くないと思います。

あなたが何かをしてほしい時に、あなたは「ジェスチャー」で伝えますか?
そのために「ジェスチャー」を覚えて意志の伝達をしますか。
それは苦痛ではないですか?

不必要な「ジェスチャー」を覚え込ますことに時間をかけるであればその分、抱いたり、遊んだり、会話をするほうが得策です。
何かを無理矢理、覚え込ますことは母子にとって苦痛であり弊害である。
皆さんのお母さんは、「ベビーサイン=手話」を使って育ててくれましたか?

「ベビーサイン=手話」はここ数年のことです。
「ベビーサイン=手話」は赤ちゃんにとって心地よいものではない。
それより、お母さんもっと私のことを見つめてください。
私の出す「サイン=目印」を理解して、「お腹の中にいた時のような幸せをいっぱい感じさせて」と願っているはずです。
そのために、たくさんのメッセージ「目印=サイン」を出してくれます。

教えこますという行為の中で無理強いが起こりストレスになる。
赤ちゃんにとっては意味のないことを無理矢理強要され、覚え込まされる。
それがどれだけ赤ちゃんにストレスになるのかを考えると恐ろしい。
あえてそのようなストレスを赤ちゃんに与える必要はない。
赤ちゃんも心を病むこともある。

生後まもないときから、母子に愛着が形成されれば十分に意志の疎通ができ母子相互に成長していきます。

赤ちゃんは、お母さんに声の調子を変えて泣いたり様々な声を出します。
それが喃語です。早い時期から出る。
状況に応じて声を出すようになります。
例えば、何か気に入らないときはいつもと違う泣き声を出します。
眠い時には悲しい声を出します。
また、具合が悪いときや暑い時や苦痛を訴える時は泣き方を変えて教えてくれます。
赤ちゃんが語りかけた時には、それに応えてあげてください。
赤ちゃんは、あなたの声かけを待っています。
それを親が感じ取ってコミュニケーションが図られる。

赤ちゃんが出す「目印」が赤ちゃんサインです。
それが理解できれば、赤ちゃんと会話することも可能です。
我が子とは新生児の時から十分に会話やコミュニケーションがとれます。


「ジェスチャー」が「ベビーサイン」ではありません。

我が国の歴史の中で「ベビーサイン」などというものは全く必要ではなかった。
赤ちゃんの顔や表情、泣き声や喃語をみれば要求するものがある程度わかる。
それが出来なければ赤ちゃんは、親からの支援が受けられず死んでしまう。

「ジェスチャー」覚えさせる時間があれば愛するわが子に語りかけたり、絵本を読んであげるほうが母子にとって大切です。

意味のない経費や時間をかけるのは無駄遣いである。
母子にいらないプレッシャーが生じるだけである。

ベビーの出す目印があかちゃんのサインです。
今話題の「ベビーサイン=手話」ではありません。

今、話題の「ベビーサイン」を必要と感じる親は、早期からの母子の愛着が不足しているのではないでしょうか?
そんな感じがしてなりません。

子育てにマニュアルがなければ出来ない世代の人たちが利用しているのではないでしょうか?

子育ては、親から子に引き継がれていきます。
親に育てられた経験がなければ子育てはとても難しく辛いいものになります。

私の周りには誰一人「「ベビーサイン=ジェスチャー」をしている親はいません。
その親は「必要ない」赤ちゃんの要求はわかると言っている。
しっかりとした「愛着」が出来ていれば我が子の要求はすべてわかります。
「お金を払ってまでする必要を感じないし、赤ちゃんにとってストレスになると思う」と語り自身を持って子育てを楽しんでいます。
そこには「ジェスチャー」による意志の伝達は介在しません。

心豊かな子に育てるには心地よい環境の中で育まれる。
もっともっとヒトに戻って本能で子育てしてください。
そして楽しんでください。
今は今しかありません。



コメント (9)
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