ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

おしゃぶりは猿ぐつわの虐待

2007年08月23日 | おしゃぶりの弊害
おしゃぶりの弊害についての追加です。
今回は、新水巻病院小児科の白川嘉継先生が以前、たまごママネットの育児相談で回答していただきましたものを紹介させていただきます。
なぜ、いけないのかよくわかっていただけると思います。
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おしゃぶりを続けると指の変形や、歯列の異常が見られることがあり、5歳を過ぎておしゃぶりを続けていると14%の確率で歯列の異常が見られるとの報告もあります。なぜおしゃぶり指しゃぶりをするのでしょうか。おしゃぶり指しゃぶりは、時代とともに増加し、途上国より先進国ほど多くなっています。
 母親が子どもを常にそばにおいて抱っこして育てていた頃はとても少なかった行為のようです。
母乳栄養児より人工栄養児に多く、子どもと母親との距離を表し、指しゃぶりおしゃぶりは、寂しい時にそばにいて支えてもらえなかったために自分で自分を慰める行為と考えるのが妥当でしょう。

指しゃぶりをやめさせるた めには子どもの甘えを許すことも大切です。
3歳になりもう一度甘えなおしができると自然に消えると思います。
指しゃぶりおしゃぶりはそれを止めさせる時 の止めさせ方が問題になることがあります。
強制的にやめさせるのではなく、自然にやめることができるように、親が子どもをもっと受け入れることができるように変わらなければなりません。
まず、子どもの前で忙しくない振りができるように練習すること。ゆっくり歩き、ゆっくり話をして、いらいらせ?ず、子どもが何でも話せる雰囲気を作ることが大切です。今までの環境を変えてもすぐには効果が出ませんので、気長に取り組みましょう。

忙しいとは心を亡くすと書きます。
甘えを許すとは、寂しいとき必要とするときに、「そばに居て」に対して「うん、いいよ」と言うこと。「忙しいから、あ なたの欲しがったゲーム買ってあげるから遊んでいてね」と言うのは甘やかし。寝る前のおしゃぶり指しゃぶりはなかなか取れないので気長に待つこと。ストレスとは何らかの要因が加わり、ストレスホルモンが増加した状態のことで、十二指腸潰瘍ができることがあります。口内炎は一般的ではないようです。
指しゃぶりおしゃぶりを無くすには子どもと距離を縮める練習をすることが効果的です。
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いかがですか。
育児情報誌などの商品を販売する広告が目的の雑誌の意見やご用学者に惑わされないようにしてください。
赤ちゃんの意志が表現できるように、おしゃぶりで口を塞がないようにしてください。
ある意味で「猿ぐつわ」と一緒です。


コメント (2)
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