6ヶ月過ぎるまでは、果汁や麦茶、白湯は与えてはいけません。
1ヶ月過ぎたので、果汁をあげるようにと、実母から言われたのですがそうすべきでしょうかという相談がありましたのでお答えしました。
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生後1ヶ月と少しがたちましたが母乳だけでいいのでしょうか
1ヶ月が過ぎたので、徐々に母乳以外の味も・・と思い、麦茶やお白湯を飲ませようとするのですが、哺乳瓶の乳首の感触が嫌いみたいで飲んでくれません。
水分補給という意味で、母乳だけでいいのでしょうか?
このところ、気温も高くなってきてのどが渇いたりしないのですかね・・。私の母は、母乳だけだと、濃いのでお白湯やお茶を、飲ませないと・・・と言うのですが、お風呂あがりも、飲んでくれないので母乳をあげています。
甘い味なら飲んでくれるようですが、砂糖を入れたりしても良いのですか?
特にぐずったりしないので問題ないのかなぁと思いながら、やはり日々大きくなってきたので、水分は足りているのか心配になり、メールいたしました。
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回答
母乳で1.5キロも増えているとすごいですね。お母さんの母乳が良く出ていて、赤ちゃんの飲みも上手なのでしょう。
赤ちゃんはお母さんの母乳が大好きで、哺乳びんの乳首との違いをはっきり知っているためにいやがっているのです。お母さんの母乳だけで他に何も与える必要はありませんから哺乳びんを使うのは止めましょう。
母乳の中には赤ちゃんが6ヶ月まで育つのに充分の栄養が含まれます。お母さんが食べたものの成分がその味と匂いとともに母乳の中に入ります。
赤ちゃんはお母さんと同じものを食べていることになります。ですからお母さんが普通に食事をとって入れば赤ちゃんの栄養が足りなくなるということはありません。
また様々な味を経験していますから離乳準備食というものも必要ありません。6ヶ月までの赤ちゃんの腸の粘膜は、大きい分子の蛋白や本来体の中に入ってはいけない物質まで通過させてしまうということがわかってきました。これは早い時期に様々なものを赤ちゃんに与えるとアレルギー性疾患の発症の危険性を高くすることを意味します。
6ヶ月を過ぎる頃になると粘膜の成長によってこの様なことが少なくなることがわかっています。ですから6ヶ月までは母乳以外のものを与えることは赤ちゃんにとって良くないことなのです。
湯冷ましも赤ちゃんにとって必要のないものです。母乳の成分の88%は水分です。十分に母乳を飲んでいる赤ちゃんはそれだけ多くの水分もとっているのです。オシッコで重たくなったオムツを見てください。腎臓はオッパイの水分を処理するのに一生懸命です。そこに湯冷ましを与えることは腎臓に負担を掛けるだけで、良いことは何もありません。それだけ多くの水分をとっているのですから、喉が渇くなどということはありません。お風呂上がりにも母乳をあげれば十分です。
果汁や湯冷ましを与える慣習は、戦後間もないころ、品質の悪いミルクを飲ませていたために必要だったことが、その後改められることもなく続いているのです。また腸管組織の発達から見ても6ヶ月までは母乳やミルクの他には与えない方がよいと考えられています。
アメリカの小児科学会では2001年に「6ヶ月前には果汁は決して与えてはいけない」との声明を出していますが、日本ではまだ慣習として与えられる場合が多いのが現状です。
母乳が濃いということもありません。母乳は飲み始めにはタンパク質のたくさん含まれるさらさらとしたものが出てきて、次第に脂肪分が多くなります。飲み始めと終わりではその成分が違ってきて、まるで母乳を飲むたびにオードブルからデザートまでを楽しんでいるようです。こんなにすばらしいものは他にはありません。
甘いものには注意が必要です。赤ちゃんは甘味に敏感です。甘いものを与えると甘いものしか好まないようになります。これは離乳食の時にもこの傾向が続きその後の食事の好みにも影響します。小児期の肥満につながり、成人しての生活習慣病にも大きな影響を与えます。赤ちゃんが好むからといって砂糖の入ったものを与えるのは止めてください。
もちろんお母さんが甘いものを食べるのは何も問題はありません。
お母さんと赤ちゃんの関係は大変うまくいっていると思われます。6ヶ月までは母乳だけ、6ヶ月を過ぎたら母乳と離乳食にします。自信を持って母乳育児を楽しんでください。
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子育ての間違った知識をもったおばあちゃんが、子育ての邪魔をすることがよくあります。
困ったことですね。
1ヶ月過ぎたので、果汁をあげるようにと、実母から言われたのですがそうすべきでしょうかという相談がありましたのでお答えしました。
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生後1ヶ月と少しがたちましたが母乳だけでいいのでしょうか
1ヶ月が過ぎたので、徐々に母乳以外の味も・・と思い、麦茶やお白湯を飲ませようとするのですが、哺乳瓶の乳首の感触が嫌いみたいで飲んでくれません。
水分補給という意味で、母乳だけでいいのでしょうか?
このところ、気温も高くなってきてのどが渇いたりしないのですかね・・。私の母は、母乳だけだと、濃いのでお白湯やお茶を、飲ませないと・・・と言うのですが、お風呂あがりも、飲んでくれないので母乳をあげています。
甘い味なら飲んでくれるようですが、砂糖を入れたりしても良いのですか?
特にぐずったりしないので問題ないのかなぁと思いながら、やはり日々大きくなってきたので、水分は足りているのか心配になり、メールいたしました。
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回答
母乳で1.5キロも増えているとすごいですね。お母さんの母乳が良く出ていて、赤ちゃんの飲みも上手なのでしょう。
赤ちゃんはお母さんの母乳が大好きで、哺乳びんの乳首との違いをはっきり知っているためにいやがっているのです。お母さんの母乳だけで他に何も与える必要はありませんから哺乳びんを使うのは止めましょう。
母乳の中には赤ちゃんが6ヶ月まで育つのに充分の栄養が含まれます。お母さんが食べたものの成分がその味と匂いとともに母乳の中に入ります。
赤ちゃんはお母さんと同じものを食べていることになります。ですからお母さんが普通に食事をとって入れば赤ちゃんの栄養が足りなくなるということはありません。
また様々な味を経験していますから離乳準備食というものも必要ありません。6ヶ月までの赤ちゃんの腸の粘膜は、大きい分子の蛋白や本来体の中に入ってはいけない物質まで通過させてしまうということがわかってきました。これは早い時期に様々なものを赤ちゃんに与えるとアレルギー性疾患の発症の危険性を高くすることを意味します。
6ヶ月を過ぎる頃になると粘膜の成長によってこの様なことが少なくなることがわかっています。ですから6ヶ月までは母乳以外のものを与えることは赤ちゃんにとって良くないことなのです。
湯冷ましも赤ちゃんにとって必要のないものです。母乳の成分の88%は水分です。十分に母乳を飲んでいる赤ちゃんはそれだけ多くの水分もとっているのです。オシッコで重たくなったオムツを見てください。腎臓はオッパイの水分を処理するのに一生懸命です。そこに湯冷ましを与えることは腎臓に負担を掛けるだけで、良いことは何もありません。それだけ多くの水分をとっているのですから、喉が渇くなどということはありません。お風呂上がりにも母乳をあげれば十分です。
果汁や湯冷ましを与える慣習は、戦後間もないころ、品質の悪いミルクを飲ませていたために必要だったことが、その後改められることもなく続いているのです。また腸管組織の発達から見ても6ヶ月までは母乳やミルクの他には与えない方がよいと考えられています。
アメリカの小児科学会では2001年に「6ヶ月前には果汁は決して与えてはいけない」との声明を出していますが、日本ではまだ慣習として与えられる場合が多いのが現状です。
母乳が濃いということもありません。母乳は飲み始めにはタンパク質のたくさん含まれるさらさらとしたものが出てきて、次第に脂肪分が多くなります。飲み始めと終わりではその成分が違ってきて、まるで母乳を飲むたびにオードブルからデザートまでを楽しんでいるようです。こんなにすばらしいものは他にはありません。
甘いものには注意が必要です。赤ちゃんは甘味に敏感です。甘いものを与えると甘いものしか好まないようになります。これは離乳食の時にもこの傾向が続きその後の食事の好みにも影響します。小児期の肥満につながり、成人しての生活習慣病にも大きな影響を与えます。赤ちゃんが好むからといって砂糖の入ったものを与えるのは止めてください。
もちろんお母さんが甘いものを食べるのは何も問題はありません。
お母さんと赤ちゃんの関係は大変うまくいっていると思われます。6ヶ月までは母乳だけ、6ヶ月を過ぎたら母乳と離乳食にします。自信を持って母乳育児を楽しんでください。
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子育ての間違った知識をもったおばあちゃんが、子育ての邪魔をすることがよくあります。
困ったことですね。