ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

母乳哺育と風邪薬の服用

2007年11月20日 | 母乳と風邪薬
このところ急に冷え込んで風邪が流行りだしてきました。
そのせいか、母乳哺育で授乳中の服薬をするなら母乳を中止するようにとの指示を受けたのだが、赤ちゃんが人工乳を飲んでくれないという相談がよくあります。
このブログの中の授乳中の風邪薬についてのアクセスが増加しています。
日本の薬の説明書には少しでも母乳に薬の成分が移行すると母乳を与えてはいけないとなっています。普通子どもが風邪をひいた時に使うような薬でさえもだめとなっています。
  アメリカ小児科学会やWHO/ユニセフでは多くの症例を分析して薬と母乳について安全性を検討しています。その中では特殊な薬をのぞいて多くの薬が母乳を飲ませながらでも使用できるとされています。
継続的に薬を服用している場合には注意しながら授乳する場合もありますが、急性疾患で短期間薬を飲む場合には通常量であれば使用可能のものがほとんどです。

多くの方が内科医や小児科医から授乳の中止を言い渡されているのだと思います。
その根拠になるのは、薬の添付文書に記載されている「授乳中の服用は中止」との文面をそのまま鵜呑みにしているためだと思います。

授乳中も多くの薬を服用することが出来ます。

医師は薬についてもっと勉強してください。

母乳哺育の赤ちゃんは、ゴムの乳首からの授乳を嫌がります。
また、その乳首から飲んでくれずに、脱水症状になるケースもあります。
急に人工乳に変えても赤ちゃんは飲んでくれません。

風邪で体調を崩して辛い思いをしている上に、追い打ちをかけるように、赤ちゃんに泣かれたら・・・・それを想像すると本当に辛いです。

薬のガイドラインをきちんと作るべきではないでしょうか。
アメリカのように。
それを、処方する側に徹底して欲しいものです。
医師や薬剤師は学んでください。

風邪をひいて母乳を中止するように言われたらたまごママネットのサイトを見てください。
http://www.tamagomama.net/
育児相談室に母乳と薬のページがありますので参考にしてください。
Q&Aがあります。

早く治してくださいね。お大事に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする