ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

分娩時の産科医の心ない言葉の暴力

2007年11月11日 | 出産・育児
お産は、赤ちゃんと産婦が主体ですよね。
でも、それを認識している医師は少ないのが実情ではないでしょうか。
俺が、私が「産ませてやる」「プロにまかせろ」患者はだまってまかせろ。
いつまでこのような状態が続くのでしょうね。
本来、医療は患者主体であるべきだと思います。
しかし、問題行動を起こす患者やクレーマーがいるのもまた事実ですね。
妊婦が主体ではなく「産ませてもらう」という意識で「ブランド出産」を望む人もいます。

一方、肉体も心も産婦と赤ちゃんに捧げている産科医がるのも事実です。
私の知り合いの医師は過労や心労が原因で院内仮眠中に亡くなっている方もいます。
真剣に向き合えば向き合うほど大変な商売です。好きでなければ出来ません。

今回は、悲しいお産について書いてみます。

過去に同じようなメールがありましたので、ご紹介します。
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同じ個人医院にて2回出産を経験していますが、出産時に先生がおっしゃったことを
いまだ引きずり思い出す度にブルーになり、次回出産時の病院選びに悩んでいます。

2回とも分娩台で足を固定しての出産でしたが、声がでてしまうこと、また痛みから体をよじってあばれてしまうことを先生から注意されました。
先生といい関係を保ちいい出産がしたいこと、また、第一子出産時の苦い経験から第二子のときは今度こそ静かにいきんで...と決心して出産にのぞんだのですがやはり、体があばれてしまい、「あなたは一人で産んでいる気でいるんですか」「赤ちゃんが出てきているのだから黙りなさい」と分娩台の上でいわれ、え..と思ったものの、出産直後は感謝の気持ちでいっぱいだったのですが、入院中にいわれた「あなたは経産婦なのにまたあばれましたね」の一言で、自分が特別だめな出産者と太鼓判を押されたような気持ちになり、
先生に自分の気持ちを伝えようと何度か思ったのですが、結局いえずにそのまま退院しました。

分娩台で足を固定される恐怖で身をよじるのだろうか...と、また、陣痛室で分娩監視装置をずっとつけたままスタッフがほとんどまわってこず陣痛室に他の妊婦がいらっしゃる場合は親などもつきそえず、ほとんど一人で安でしたので、畳での出産など自由な姿勢で出産ができる病院を探しているのですが、そもそも、私のような妊婦の場合は、前のように足を固定する分娩台での出産や、無痛分娩の方が赤ちゃんと母体の安全のためにはよいのでしょうか?
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この方は、辛い体験がトラウマになっているのですね。
このような状態で、前向きでいいお産をしなさいというのは無理ですよね。
それでもまだ、次のお産にチャレンジする気持ちを持っておられることに心からエールを送ります。

それにしてもひどい医師ですね。
医師に「だまりなさい」命令されるのはよくないですね。むしろ優しく声をかけるべきです。
「赤ちゃんも頑張ってるからね」「お母さんも赤ちゃんを感じてね。声をだしてもいいよ」「あなたのしたいようにしたらいいよ」等と援助をすべきではないでしょうか。

きっと入院中も気持ちは暗かったでしょうね。一生懸命頑張ったのにそれを否定された感じですね。
今度は、フリースタイル分娩が出来るところで、思いっきり楽しいお産が出来るといいですね。
足を固定され囚人みたいなスタイルではお産は厳しいですよね。医師が主体で産婦が主体にはとても思えませんよね。

赤ちゃんのことを考えたら無痛分娩はよくありません。
赤ちゃんとあなたの共同作業で産んでください。

助産院という選択もありますね。あるいは自宅分娩で家族に囲まれた幸せなお産をしてください。
お産について学んでください。いいところは必ずあります。
産院選びは慎重にしてください。

次はいいお産をしましょうね。応援しています。




コメント
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