ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

ままごと遊びは幼児教育

2007年11月07日 | 子どもの成長
夕食の準備の間にテレビを見せていませんか?
準備のために、テレビをベビーシッターにしている方が多いのではないでしょうか。
そんなお母さんに、よく言うのは、お子さんと料理の下準備を一緒にしたらどうですか。
楽しいですよ。
「でも散らかるのがいやです」そうですか。でも少し我慢をすればいいじゃないですか?
散らかったらあとで、一緒に掃除したらいかがですか。
「そうですね」「今日からやってみます」

キャベツやジャガイモをゆでて混ぜたり、芋の皮むき(ゆでた後の小芋)下準備をすることで楽しんで、真剣に手伝ってくれます。
2歳の女の子です。
「ありがとうございました。昨日の夕食はいつもは食べない小芋を食べてくれました」
手伝うことで作ったものを食べるということは、それそのものが食育のように思います。
仕事を手伝って、ほめられ、上手に出来るね。と言われて自信とやる気がでます。

テレビだけをベビーシッターにして見せていることよりも数十倍すごいことです。

作業が終わるまで真剣なまなざしでお手伝いしている姿が目に浮かびます。

女の子の場合は、これも修行です。
最近の女の子はままごと遊びをしなくなりました。それも当たり前のことです。
何故ならば、小さいうちから家事の手伝いをしたりさせないからです。

準備のいらない「総菜」を購入し、手抜きの食事や出前の食事では、作る現場を見ていません。
それでは、子どもの脳裏に焼き付きません。ままごと遊びは出来なくて当たり前です。
家で食事を作っても、母親の調理をしている姿を見せずに、テレビを見せているのでは、わかりませんね。

作った後、昔はテーブルやちゃぶ台を囲み家族で楽しく団らんをして食事をしましたが、今はそんな光景は見ることがありませんね。
サザエさんの食事の光景です。

出来ないのではなく、知らないからです。
子どもには多くの体験をさせてあげましょう。



コメント
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