ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

無報酬の報酬

2007年11月26日 | 日々の思い
日々の支援活動で多くのことを学ばせていただいています。
サイトへの質問にお答えするときにメール以外に、電話をさせていただきお話をする機会があります。
メールだけでは読み取れないことがたくさんあるからです。
直接電話をさせていただく場合は、質問の内容以外のことをお話ししてから本題に入ります。
そこで、重視するのは質問者が「どのように子育てされたか」です。
昨日のブログにも書きましたが「世代間連鎖」があるからです。親からされたことと同じようなことをしています。

必要であれば、遠方でも支援に行きます。
これらの活動では、お礼や報酬を求めません。何故ならば、支援をさせていただくことは、僕の勉強であり趣味です。
無報酬で活動するからこそ「歓喜」という報酬をいただけます。

目下、今週末にあります。講演に向けてその資料を作っています。

今回は、自宅での分娩の映像を紹介して、お産について考えていただこうと思っています。

赤ちゃんが主体となったお産の意味について、その後の子育てにいかに影響するかを
お話したいと思っています。
お母さんの胸の中で、産後すぐの赤ちゃんは「至福の時間」を楽しんでいるようにとても幸せな顔をしています。

いいお産をした赤ちゃんは「泣き」ません。むしろ笑顔をしています。
とてもとても神々しい顔をしています。
赤ちゃんは「神」だと思います。

でも鉗子で頭を捕まれて、無理矢理引っ張り出されたら泣きますよね。
痛みと不安にさいなまれ人間不信に陥っても当然ですね。
そんな赤ちゃんを、優しい言葉やお母さんの温かい胸の中で癒すことができるように、医療従事者はお母さんに伝える必要があります。
つらい分娩をした赤ちゃんをすぐに母子分離せずに母の胸に抱いてもらう配慮をして欲しいものです。

未だに多くの分娩施設が、母子分離をしています。
母子別室で隔離という「虐待行為」を行っています。

旧態然とした「お産」を改める必要があります。
赤ちゃん主体のお産に!!!!。
皆さん母子分離の施設でお産をしないでください。赤ちゃんのために。
母子は不可分の関係であるべきです。

話が横道にそれてしまいました。
週末に、お母さんや赤ちゃんを前にしてお話しするのは、とっても楽しい時間です。
いろいろなお母さんと赤ちゃんがいます。
皆さんの顔をみていると、それぞれの抱えている環境や問題点が透けて見えます。

コメント
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