津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

三家の貴重な資料

2006-10-06 22:56:01 | 歴史
 10月11日から一週間、熊本の某デパートで開催される、古書籍即売展の目録が送られてきた。37年に及ぶ歴史がある古書籍展である。133点については写真が紹介されている。その中に森家、高田家、的場家の累代宛行状がある。森家は半大夫、十左衛門、才九郎などの名前から、「森四郎家」のものである。高田家は武右衛門、小左衛門などの名前から、「高田夫(武)右衛門家」だろう。的場家のものは勘七、勘十郎、喜太郎などの名前が見え、これは青龍寺以来の「的場範十郎家」のものだ。それぞれ、28通、16通、20通の貴重な資料が保存状態もよく残されている。なんとかご子孫の手元に落ち着かないだろうかと願っている。その他、目の保養になりそうなものが多々出品されており、一見の価値がある。さて・・・・足を運ぶか。
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元の鞘に収める

2006-10-06 18:44:04 | 徒然
 我が家に一振りの刀がある。これは脇差と言うのであろうか。刀身には錆がきている。赤い漆の溜塗りのさやは、さや尻の部分の漆がとんで割れが見える。小柄を収めるところがあるが、肝心の小柄はない。処分し様かと思い取り出してみたのだが、柄の部分に九曜の紋が施されている事に気がついた。拝領の刀だろうか。鍔はとみるとこれはどうしようもない代物である。九曜の紋が有るとなると・・・考え込んでしまった。処分と言っても、埋め立て塵として出すわけにもいかず、警察の手を煩わす事になるのだろう。そう思うとすっかり億劫になってしまった。随分以前に銘も確認したのだが・・・忘れてしまった。改めて確認する気にもならない。錆びた刀身をしばしにらみつけて、元の鞘に収めた。又しばらくは、御目にかかる事はないだろう。
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