棚の整理していたら、燗徳利が二本出てきた。もう三十年程も前だろうか、呉須の色にほれ込んでデパートで買ったものだが、晩酌がウイスキーや焼酎に変わってからは、全く使う機会も無くなっていた。随分涼しくなってこんなものを見つけると、「お酒を一杯」と思ったりする。昨今は冷酒なるものが出回って、季節に係らずお酒を口にする機会は有るのだけれど、お燗したお酒をいただいたのはいつだったろうと考えると記憶にない。
雑誌「酒」の元編集長佐々木久子氏の随筆だったと思うが、「お燗は人肌」というのは女性の乳房の下辺りの体温なのだそうだ。まずはぬるめから入り、徐々に温度を上げて嗜むのが良いという。
お酒を買ってきて、久し振りにお燗で一杯と行きたいところだが、「お燗は人肌」の確認が問題である。女房殿に張り倒される予感がある。
雑誌「酒」の元編集長佐々木久子氏の随筆だったと思うが、「お燗は人肌」というのは女性の乳房の下辺りの体温なのだそうだ。まずはぬるめから入り、徐々に温度を上げて嗜むのが良いという。
お酒を買ってきて、久し振りにお燗で一杯と行きたいところだが、「お燗は人肌」の確認が問題である。女房殿に張り倒される予感がある。