鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

12.対比イメージあっての「特徴」

2018年03月21日 | 安全なキリスト教の学び方






りんたろうくん。
突然、奇想天外な世界イメージが出てきたね。

ちょっと「引きたい気持ち」になったかも知れないね。

だが、創造神がどんな方か、いかなる世界を展開するか、の聖書の思想はまだまだ詳しくなっていく。

それにつれて、自分の五感でみえている世界に、新しい見方を与えていくよ。






<「占い被害」の急増>


だが、今はまず、一つの社会問題を考えよう。
今日は少し長くなるよ。

「占い」という仕事があるね。
昔から有るけれど、日本ではこの数年間で、これによる被害が七倍に増えている。

消費者センターに訴えられたものだけでも年間、1000件に上るという。
泣き寝入りした人はもっといるだろう。

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被害の多くは、ネットでの「無料占いサービス」に誘い込まれたものだ。

たとえば、職場である男性を好きになった女性がいる。
言葉を交わしたこともないが、彼の気持ちを知りたくて「占い」を願い出る。

無料だからと思ってやりとりしていると、盛り上がったところで「ここから有料」というゾーンに誘われる。

どんどん深入りして、カードで支払っている内に、年間100万円とられたというケースも少なくない。

占いが当たってないことに気付いて、振り返ったらそうなっている。

累積被害総額、850万円、という女性もいる。






<在物神宗教と同じ仕組み>


占いの仕組みは、在物神宗教の仕組みそのものだ。

それは~
 物質の中に染み込んでいるとイメージする神様(見えない影響者)に対面し、「ジーンと感じる」ことを繰り返す活動だ。

「ジーン」は感慨だから、神イメージはそれ以上にハッキリしない。

その感慨を繰り返すのが、在物神宗教だ。

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だが、人はこの感慨が強くなることを望む。

すると、神様との「自称仲介者」が現れる。

これに仲介してもらうと、あたかも神様がもっと解ってきたような気持ちになれる。

だが、神官などの仲介者は具体的な事柄は仲介しない。

仲介がウソだとばれるからだ。

彼は儀式だけを行うから長続きする。

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「占い師」はこの仲介者だが、彼は女性が「好きになってしまった男性の心」とか、具体的な問題について「見えない影響者」の代弁をする。

そして、あるときウソがバレて訴えられる、ということになる。

これがネット占いの現状だ。






在物神宗教の仕組みを知識として持っているものは、占いの仕組みもわかる。
だから、ひっかからない。

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けれども、その仕組みを知るには、もう一つの神イメージである創造神イメージを知ることが不可欠なんだ。

その理由をこれから話すが、少々難しいかも知れない。

もしわからなくても、言葉は心に留めておきなさい。

成長するにつれて、わかってくるからね。





<対比する存在をイメージすると>


では始めるよ。

ものの特徴を知るのは、それと対比する存在を心に抱くことが必要なんだ。

たとえば人間には、なぜか男と女の二種類がいるね。

ここで、もし男と呼ばれている存在がいなかったらどうかをイメージしてくれ。

人間は女ばかりになるよね。

だったら、女という言葉が今指し示しているイメージは、人の心に生じるだろうか?

たとえば「胸が膨らんでいる」とかの体型は特徴でなくなってしまうだろう。

これは、男という存在に対比して初めて心に浮かぶ特徴なのだ。





男がいれば、人は、二つの体型を比較して男との共通点を見出す。

そして同時に、共通してもってない面も見出す。

そしてそれを「特徴として」認識するんだ。





だが繰り返しになるが、人間すべてが女の体型をしていたら、その胸の膨らみも特徴でも何でもないものになってしまう。

すると、女という言葉、女という概念も生じなくなってしまう。

ただ、他の動物との違いを踏まえて、「人間」として、認識するのみだ。





宗教も同じだ。

在物神宗教だけが心に抱かれていたら、その特徴は解らない。

ただぼんやりと「宗教とはそういうもの」と思うだけだ。

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だから「占い」の構造が、「距離を置いて客観的に」認識できない。

そこでどんどん引き込まれていくことになるのだよ。





<危険を減らすもの>


さあ、りんたろうくん。

前回までのところでは、創造神イメージは奇想天外的だ。

だが、それであっても、この神イメージを知ることは、占いの危険、ひいては宗教の危険を減らしてくれるのだよ。

創造神イメージは、心に自然発生する神イメージを、在物神イメージとして、その特徴を心に浮かび上がらせてくれる。

この「対比する」神イメージがなかったら、人間は在物神を「神様とはこういうもの」とぼんやり思うしかなくなるからね。


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う~ん、長くなったね。

今回は、ここまでにしよう。










コメント
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