う~ん、二回程複雑な話に飛び込んだね。
こういうときには、一旦抜け出して空に飛翔し、上空から鳥瞰するのがいい。
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俺たちはそもそも何を追ってきたか?
~人間は「見えない影響者」を思わないで生きて行かれない生きものだ。
日本の人々はそれを神と呼ぶ。
神イメージを抱いているわけだ。
人の抱く神イメージには二種類あった。
在物神と創造神だ。
<在物神イメージの実体は感慨>
在物神のイメージのは、巨木や巨岩や山や空や海などの、物質の中に染み込んでるとイメージされた「感慨」だった。
感慨は感情だから、それ以上に理念に展開することのないものだった。
人間は、それを「ジ~ン」と感じ味わうことを繰り返す。
人間は自然なままではその状態にあった。
<創造神イメージが「外から」与えられる>
ところがあるとき~紀元前1500年頃~霊感に卓越した人間に、創造神だと自称する存在から、幻でメッセージが与えられるという事件が起きた。
創造神は、物質も、そこに染み込んでいるかも知れない霊たちをも含む、あらゆる万物を創造した神イメージだ。
メッセージは、創造神たる自分が、何ものであるかを知らせていくものだった。
ここに至って、人類には神イメージ理念を抱く道が二つ存在することになった。
<超霊感者、受信内容を書き遺す>
この超霊感者は、イスラエルという一つの民族の中に、1100年間にわたって周期的に出現した。
彼らはそれを、創造神からの幻と信じて、文字に書き残した。
民族の人々もまた、その記録を創造神からのものと信じて、保存した。
それは壮大にして詳細なイメージ世界の手がかりを沢山含んでいた。
それをベースにして造られたのがバイブル(聖書)だ。
<理念は理念に連なって理屈に展開>
創造神の神イメージは理念から始まっている。
理念は理念に繋がって理屈(理論)に展開する。
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理論は、人間の人生経験を主たるベースにして、推論して造っていくことも出来る。
この道は、「聖書にある幻の記録など信用できない」と思って選ばれることが多い。
<真理を含むのではと期待して>
だがもう一つ、この幻記録には真理の手がかりが含まれている、と期待して進む道もある。
今すすめているわたしの話は、この後者の道にチャレンジしての話だった。
その先頭として、まず、創造神が創っていく天国(天の創造神王国: kingdam of Heaven)とその中に造られる天使を追ってみたわけだ。
この鳥瞰図を維持して、聖句を手がかりにした推論をまたすすめよう。
今回はここまでにしよう。