前回~
ノアの洪水によって、以後、「霊ある人間」が増殖していく
~と述べた。
今回は、その「霊」についての話だ。
<潜在意識をもった意識体>
霊は意識体だ。
人間は各々独自な意識を霊に持っている。
そしてこの意識状態を、人間は通常、自覚できない。
余談だが~
後に深層心理学の創始者フロイトは、潜在意識(自覚できない心底領域の意識)の考えを持ち出す。
聖書の人間心理観でいうと、これは霊の意識に当たる。
<霊は充電式乾電池>
霊という意識体は、創造神の言葉を人間が心に受け入れるかどうかで、その状態が左右される。
受容すると、創造神の言葉が放射する「いのち」というエネルギー~いのちエネルギー~が霊に入って留まる。
これは充電式乾電池をイメージするとわかりやすい。
この電池が「いのちエネルギー」という電気で充電されるという光景だ。
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他方、創造神からの言葉を受容する状態が悪いと、充電が悪くなり、その人の霊は不完全充電の霊となる。
<悪魔に誘導され不完全充電の霊に>
エデンの楽園にいたとき、アダムとイブは悪魔に誘導される。
創造神からのディシプリン(discipline)~「園の中央の木の実は食べてはならない」という規律~を自分の心から閉め出してしまう。
こうして彼らの霊は充電不全霊となる。
その結果、2人は楽園から追放されてしまった。
<霊の資質は男性を通して遺伝>
もう一つ、聖書では~
「人の霊の資質(罪に関する資質)は、父親(男性)を通して遺伝する」という思想になっている。
だから、後の人類もみな、罪を犯す資質を持って生まれることになる。
今回は、少し長かった。
ここまでにしよう。