エデンの楽園の外での規律はいかに詳細で厳しかったか。
モーセに与えられたそれは「モーセ五書」の中にちりばめられている。
規律は、礼拝所の作り方、裁判のあり方、から、家族のあり方、男女のあり方、離縁の仕方、さらには食べ物の取り方にまで及んでいる。
モーセが書き留めた命令を、案件毎に単文にすると、600にもなるという。
900近くになったという人もいるようだ。

<「罪」の概念も導入される>
そして、これらのどの項目に違反してもそれは「罪」とされた。
そして罪を犯した人物(違反者)は「石打の刑」(民衆が各々こぶし大の石を投げつけて殺してしまうという刑)に処すべき~となっている。
なんと厳しいことか・・・。
荒野は、罪を犯さずに暮らすには、エデンの楽園よりも超劣悪な環境なのか。
後に吟味しよう。

<モーセの十戒>
ともあれそれらの本質を10の規律で示したのが、有名なモーセの「十戒」だ。
この状況を描いた物語は、ハリウッド映画にもなっている。
題名は『十戒』、主演は今はなきチャールストン・ヘストン。

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十の戒めは次のようになっている。 戒めは創造神の命令でもある~
1.創造神以外の神を拝んではならない。
(俺以外の存在を神として拝むな)
2.偶像を造ってはならない。
(オレを像に刻むな)
3.創造神の名をみだりに唱えてはならない。
(この段階では、創造神の名は「エホバ」となっている)
4.安息日を守れ。
(週の中の一日はいかなる仕事もせずに、俺を思い拝する日とせよ)
5.父母を敬え。
6.殺すな。
7.姦淫するな。
8.盗むな。
9.偽証をするな。
10.隣人のものを欲しがるな。
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~前半の四つは、創造神にどう対すべきかの規律。
後半の6つは、人間が人間に対するとき守るべき戒め(命令)だ。


<イエスの示す「律法の本質」>
余談だが、後に出現するイエスは、これをさらに二つの本質に凝縮している。
1.ます第一に、心を尽くし思いを尽くし創造神を愛せよ。
2.その次に、隣人を愛せよ。
~がそれだ。
今回はここまでにしておこう。
