モーセの後も超霊感者は20人以上でる。
だが、彼はダントツの大物だった。
彼は創世以来の歴史展開の幻のほかに、もう一つ重大なメッセージを受ける。
律法(りっぽう:Law)がそれで、その本質は人間に与える規律(ディシプリン:discipline)だ。

<規律は必要>
人間は自由意志を持つように造られている。
そう創った以上、創造神はその領域に立ち入らない。
けれども、そのまま放置しておいたら、人はやりたい放題をする放蕩人間になる。
創造神は自己を制御できる能力を付けさせるために、人に規律を与えるのだ。

<エデンでの規律は簡単だった>
規律は、エデンの楽園においても与えられていた。
創造神は、園の中央に生えている木を一本選んで「この木の実は食べるな」との禁忌(タブー:してはならないこと)を与えた。
簡単だが、エデンの園は環境がいいのでそれでいいのだ。
アダムとイブは、その規律を守って、幸福な暮らしをしていた。
後に、蛇を使った悪魔に巧妙に誘導されて、破ってしまうが、それまで二人は自己統御能力を育成しつつ幸福だった。

<追放されて住んだ荒野での規律をモーセは取り次いだ>
他方、追放されて住み始めた荒野(あらの)の環境は檄悪だった。
食べるために、額に汗してやせた荒れ地を耕さねばならなかった。
ちょっと手を抜けば、苦痛の飢餓がやってくる。
なによりもひどいのは~
そこでは悪魔が合法的に人間をその支配下(権威下)において、気が向いたときにいつでも「いじめ」ができる権限を持っていた。
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アダムの子孫である人類が増えていったあるとき、創造神に、網の目のように張り巡らせた厳格な規律を、与える。
それをモーセに取り次がせたのだ。
今回は、ここまでにしよう。
