スモールグループメソッドをとらないと、学校では悲劇が起きることになります。
今現に、日本の学校の至る所でそれが起きています。
小・中・高等学校では、4~50人のクラスを編成して授業をしています。
少ないところでも30人はいるでしょう。
そこで一つの教科書でもって授業をしているわけです。
<教科書がネクストステップでない生徒が多い>
その方式ですと、教科書が提供している知識レベルが
自分の求める知的レベルよりも遙かに上方にある、という生徒は必ず出ます。
(もちろん、ぴったりの生徒も出ますし、遙か下方にある生徒も出るでしょう)
彼らにとっては、教科書の知識はネクストステップの知識になりません。
だから知性が躍動するものになりえません。
また、消化できるものでもありません。
その状態で、週日の大半の時間割を過ごすのを余儀なくされているのです。
こういう状態で教室に座り続けていることは、いかに苦痛なことでしょうか?
目の前でやられていることが、自分の知性では消化できないのです。
だから彼らは、後ろの席でトランプをします。
授業と関係ない雑談に興じます。
携帯メールを打ちます。
これが学級崩壊です。
だが彼らにとって、これらは苦痛から逃れる方法なのです。
<文科省審議会の喜劇>
この苦痛、この心理を、文部科学省の人々、とりわけ審議会の先生方はわかっているでしょうか?
いないでしょう。
なぜなら、審議会の先生方は教科書レベルをクリアーできた人だけで構成されていますから。
だから偉い先生となって、審議会に招聘されているのですから。
これが悲劇を生んでいます。
先生方は、「自分の頭で考えさせねば・・」などと提案します。
だけど、よく考えてください。
自分の頭で考えることが出来るのは、教科書レベルの知識がクリアーできた時だけですよ。
教室で「自分の頭で考える」ということは、教科書の次のレベルのこと、
ネクストステップのことを考えるということですよ。
クリアーできた人は、その次の思考をすることが出来ます。
だけど、クリアーできない人はそんなこと出来るわけないじゃないですか。
黒板に教師が書いていることを、理解しようとするだけで精一杯。
それでもいつもわからないことが残る。
これでは自分の頭で考えるなど、できませんよ。
彼らは、そういう状態で毎日教室に座らされている結果、
もう思考しないように習慣づけられてしまいます。
ですから思考するという意欲さえ失っているのです。
<大学でも学級崩壊が>
春平太自身は、なんとか教科書レベルをクリアーする側に属してきました。
だが、クリアーできない側の人々の気持ちが例外的にわかります。
なぜなら、いま、大学で教職をしていて、そういう若者に教室で直面していますから。
春平太の働く学校も、いつのまにか、高校生活までを学級崩壊の中で送ってきた
若者が加わってくるようになっているのです。
もちろん、知的好奇心などなくなっています。
では、どうして大学に来るの?
親が行ってくれというから来ているのです。
そういう学生は、大教室のマスプロ授業ですと、後ろの席に陣取ります。
そして、みんなでわいわい雑談します。
仲間内で、通路を行ったり来たりします。
好きな本を読みます。
メールをします。
教壇で何がなされているかなど、眼中にない。
これ、高校までの学級崩壊そのものです。
高校までそうしてきていて、学校とはそういうところだと思い込んでしまっているのです。
だから、大学でもそれをするのです。
春平太は、それを見るごとに怒りと涙を禁じ得ません。
文科省と高校までの学校関係者は本気で愛情を持って仕事をしていない。
その裏に見え隠れする自己保身の姿勢に怒りを感じます。
また同時に、このままでは日本という国は滅びるのでは・・・と、いつも思います。
<スモールグループだけが>
一人の教師が、この多数に対処することは、残念でなりませんが不可能です。
だが、ゼミナールという少数のクラスがあります。
もちろんスモールグループメソッドをとります。
せめてそこではなんとかしようとします。
今やゼミナールに来る学生も、なんと大半は、自分の頭で考えることなど出来なくなっています。
そこで、春平太は待ちます。
求めない知識は何も提供しない。
どんな低レベルからでもいい、彼らがネクストステップの知識を求め始めるまで、
待って待って待ちます。
4月の新学期から、春学期がほとんど終わるまで、その状態ですごすことも起きます。
でもそうしていると、夏休みの合宿の頃には、なんと自分の頭で考え、問いかけることを始めるのです。
この時、スモールグループが効果を発揮します。
そして、一旦その呼吸を体験すると、彼らの知性は躍動を開始するのです。
でも、ゼミでもってそうなりうる学生は、学校全体からしたらほんの少数です。
だから、文科省は早く目を覚まさないといけないのです。
スモールグループメソッドしか救う方法がないことに、早く目覚めねばならないのです。
今現に、日本の学校の至る所でそれが起きています。
小・中・高等学校では、4~50人のクラスを編成して授業をしています。
少ないところでも30人はいるでしょう。
そこで一つの教科書でもって授業をしているわけです。
<教科書がネクストステップでない生徒が多い>
その方式ですと、教科書が提供している知識レベルが
自分の求める知的レベルよりも遙かに上方にある、という生徒は必ず出ます。
(もちろん、ぴったりの生徒も出ますし、遙か下方にある生徒も出るでしょう)
彼らにとっては、教科書の知識はネクストステップの知識になりません。
だから知性が躍動するものになりえません。
また、消化できるものでもありません。
その状態で、週日の大半の時間割を過ごすのを余儀なくされているのです。
こういう状態で教室に座り続けていることは、いかに苦痛なことでしょうか?
目の前でやられていることが、自分の知性では消化できないのです。
だから彼らは、後ろの席でトランプをします。
授業と関係ない雑談に興じます。
携帯メールを打ちます。
これが学級崩壊です。
だが彼らにとって、これらは苦痛から逃れる方法なのです。
<文科省審議会の喜劇>
この苦痛、この心理を、文部科学省の人々、とりわけ審議会の先生方はわかっているでしょうか?
いないでしょう。
なぜなら、審議会の先生方は教科書レベルをクリアーできた人だけで構成されていますから。
だから偉い先生となって、審議会に招聘されているのですから。
これが悲劇を生んでいます。
先生方は、「自分の頭で考えさせねば・・」などと提案します。
だけど、よく考えてください。
自分の頭で考えることが出来るのは、教科書レベルの知識がクリアーできた時だけですよ。
教室で「自分の頭で考える」ということは、教科書の次のレベルのこと、
ネクストステップのことを考えるということですよ。
クリアーできた人は、その次の思考をすることが出来ます。
だけど、クリアーできない人はそんなこと出来るわけないじゃないですか。
黒板に教師が書いていることを、理解しようとするだけで精一杯。
それでもいつもわからないことが残る。
これでは自分の頭で考えるなど、できませんよ。
彼らは、そういう状態で毎日教室に座らされている結果、
もう思考しないように習慣づけられてしまいます。
ですから思考するという意欲さえ失っているのです。
<大学でも学級崩壊が>
春平太自身は、なんとか教科書レベルをクリアーする側に属してきました。
だが、クリアーできない側の人々の気持ちが例外的にわかります。
なぜなら、いま、大学で教職をしていて、そういう若者に教室で直面していますから。
春平太の働く学校も、いつのまにか、高校生活までを学級崩壊の中で送ってきた
若者が加わってくるようになっているのです。
もちろん、知的好奇心などなくなっています。
では、どうして大学に来るの?
親が行ってくれというから来ているのです。
そういう学生は、大教室のマスプロ授業ですと、後ろの席に陣取ります。
そして、みんなでわいわい雑談します。
仲間内で、通路を行ったり来たりします。
好きな本を読みます。
メールをします。
教壇で何がなされているかなど、眼中にない。
これ、高校までの学級崩壊そのものです。
高校までそうしてきていて、学校とはそういうところだと思い込んでしまっているのです。
だから、大学でもそれをするのです。
春平太は、それを見るごとに怒りと涙を禁じ得ません。
文科省と高校までの学校関係者は本気で愛情を持って仕事をしていない。
その裏に見え隠れする自己保身の姿勢に怒りを感じます。
また同時に、このままでは日本という国は滅びるのでは・・・と、いつも思います。
<スモールグループだけが>
一人の教師が、この多数に対処することは、残念でなりませんが不可能です。
だが、ゼミナールという少数のクラスがあります。
もちろんスモールグループメソッドをとります。
せめてそこではなんとかしようとします。
今やゼミナールに来る学生も、なんと大半は、自分の頭で考えることなど出来なくなっています。
そこで、春平太は待ちます。
求めない知識は何も提供しない。
どんな低レベルからでもいい、彼らがネクストステップの知識を求め始めるまで、
待って待って待ちます。
4月の新学期から、春学期がほとんど終わるまで、その状態ですごすことも起きます。
でもそうしていると、夏休みの合宿の頃には、なんと自分の頭で考え、問いかけることを始めるのです。
この時、スモールグループが効果を発揮します。
そして、一旦その呼吸を体験すると、彼らの知性は躍動を開始するのです。
でも、ゼミでもってそうなりうる学生は、学校全体からしたらほんの少数です。
だから、文科省は早く目を覚まさないといけないのです。
スモールグループメソッドしか救う方法がないことに、早く目覚めねばならないのです。
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