鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

Vol.185『突然弟子の足を洗い始める』(13章)

2007年03月07日 | ヨハネ伝解読



~~最初の節でえらく手間取った13章でした。2節に進みます。

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=聖句=
「夕食のときに、悪魔はすでにイスカリオテのユダの心に、イエスを裏切ろうという思いを入れていた」(13章2節)
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 ここではヨハネは悪魔とユダの意識の関係に論究しています。その頃をふり返って、「ああ、あの時ユダはすでにそういう意志決定をしていたんだな」と、思って書いているのでしょうか。

                    


 しかし、次の節ではヨハネは一転してイエスに視点を合わせています。イエスは次の二つのことを悟っていた、と記すのです。

 その一つは~~

 「父なる創主が、完全な力をイエスの手に与えた」ということ。

 今ひとつは~~

 「自分が創主のもとから来ていて、今、そこに帰ろうとしている」ということです(3節)。

 「自分が父のもとから来ている」と言うことは、イエスはこれまでにも繰り返し述べていました。だから、ここでの重点は後半の「今、父のもとに返る」ということを悟ったというところにあるのでしょう。

  自分はこの地上からいなくなる、ということをイエスは確信した。この時まだ、何も起きておりません。弟子たちは、もうすぐそんなことが起きるとは思いもしておりません。

                    

 ところが、イエスは悟った。そして、驚くべきことをし始めます。ヨハネは次のように記しています~~。

 「夕食の席から立ち上がって、上着を脱ぎ、手ぬぐいをとって腰に巻き、それから水をたらいに入れた」と(4~5節)。

 そして何をするかというと、

 「弟子たちの足を洗い、腰に巻いた手ぬぐいで拭き始められた」(5節)

 と、記している。一体、どうなっているのでしょうか?


                    


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