Sightsong

自縄自縛日記

2013年11月、ウランバートル

2013-11-17 23:26:18 | 北アジア・中央アジア

はじめて訪れるモンゴル。零下10度くらいと寒くはあるが、ちょうど風が吹いておらず、体感的にはさほどつらくはなかった。

ウランバートルの中心部にあるスフバートル広場は、つい最近、チンギス広場と改名されたばかりだということだった。


チンギス広場の雪


チンギス広場


チンギス・ハーン


チンギスの右腕


チンギス広場


バス


ウランバートル景


※写真はすべてミノルタTC-1、Fuji Pro 400による


セシル・テイラーの映像『Burning Poles』

2013-11-17 11:59:18 | アヴァンギャルド・ジャズ

セシル・テイラーの映像ヴィデオ『Burning Poles』(Mystic Fire、1991年)を再見する。随分前に、VHSで入手した。

Cecil Taylor (p)
William Parker (b)
Tony Oxley (ds)
André Martinez (ds, perc)

全員がパーカッションや笛をそろそろとかき鳴らす中、テイラーのポエトリー・リーディングがはじまる。それは「Sun! Iron!」といったタームのみであったり、叫びであったりする。

やがてテイラーはピアノを弾きはじめる。それがヒートアップするまでに時間はかからない。地霊を呼び起こすようであったり、天と地の間を跳躍し続けたり、クリスタルの大伽藍を構築するようであったり。しかしながら、テイラーのプレイは定型を徹底的に拒絶しており、これをテイラー節と呼ぶべきなのかどうか。彼の両手が鍵盤の上を縦横無尽に動き回る様は、息を呑んで凝視し続ける他はないものだ。

ウィリアム・パーカーは、テイラーの速度がアップすると、弓から指へとギアを切り替える。トニー・オクスレーが繰り出すさまざまな破裂音も素晴らしい。ふたりとも、パーカーに対峙し、狩人のような鋭い眼をみせる。

今晩、テイラーのパフォーマンスを観に行く。わたしにとっては、ベルギーのアントワープでオクスレーとのデュオを観て以来、9年ぶりである。何が繰り広げられるのか、楽しみでならない。


セシル・テイラーとトニー・オクスレー、アントワープ Leica M3, Summitar 50mm/f2.0, スペリア1600

●参照
ドミニク・デュヴァル+セシル・テイラー『The Last Dance』(2003年)
セシル・テイラー『The Tree of Life』(1991年)
セシル・テイラー『In Florescence』(1989年)
1988年、ベルリンのセシル・テイラー
セシル・テイラーのブラックセイントとソウルノートの5枚組ボックスセット(1979-86年)
イマジン・ザ・サウンド(セシル・テイラーの映像)(1981年)
セシル・テイラー『Dark to Themselves』(1976年)、『Aの第2幕』(1969年)
セシル・テイラー初期作品群(1956-62年)