小岩のbushbashに足を運んだ(2017/10/4)。
■ メルツバウ
Merzbow (many equipments and instruments)
多数のエレクトロニクス。ギターのような形の楽器には弦のかわりにコイルが張ってある。これらを淡々と使い、爆音が発せられる。
それらの層は明らかに分かたれており、上層にある音はときに泣き叫び、驚いてしまう。至福の時間。爆音ではあっても鼓膜を直撃するものではなく、不思議に身体全体に攻めてくる。しかし終わってから耳鳴りがしていた。
■ テンテンコ
ガジェット的なノイズ、ヴォイスも漫画的というのか、そのミックスにはなんの障壁もないようだった。
■ カルメン・ヴィラン
Carmen Villain (key, g, vo, laptop)
ロック的でもフォーク的でもあるサイケデリックなサウンド。さらにラップトップから、オリエンタル感のある映像が本人と後ろの壁に投射される。ヴィランは感性の赴くままにギターやシンセを弾き、囁き呟くように唄った。これは別世界だ。
もとスーパーモデルだというヴィランはやはり素敵で、終わったあとにbushbashの前で煙草を吸っていた彼女に、最近聴いていたCD『Infinite Avenue』にサインをもらってしまった。なぜジャケットがジーナ・ローランズなのかと訊くと、「Because I love her very much」と。