Sightsong

自縄自縛日記

ピーター・アースキン@ロサンゼルス The Baked Potato

2018-12-02 09:41:30 | アヴァンギャルド・ジャズ

ロサンゼルス(2018/11/29)。天候不良で飛行機が遅延したが、23:30からのギグには余裕で間に合った。Uberでハリウッド近くのThe Baked Potatoに駆けつけた。

Peter Erskine and Dr. Um:
Peter Erskine (ds)
Benjamin J. Shepherd (b)
John Beasley (key)
Bob Sheppard (sax)

扉を開けるとバッファーなくいきなり演奏の場。まだファーストセットの途中だったが、奥のバースペースに入れてくれた。セット間で席が空いて無事確保。

この人もレジェンドだ、ピーター・アースキン。はじめてナマで観る。そのプレイは実にしなやかで、ドラムやシンバルとスティックとが衝突する域で、見事なバランスの往還をみせる。力をたまに込めてもまったくノイジーではなく、聴き惚れる。衝突領域での力のバランスという点ではジャック・デジョネットにも共通するところがあるように思ったが、寸止めのようなフラストレーションを覚えることがあるデジョネットよりも好みだ。

Dr. Umというバンドの他のメンバーについては何も予備知識がない。ジョン・ビースリーの幽玄なキーボードも、テクで愉し気に攻めるベンジャミン・J・シェパードのエレベも面白い。ボブ・シェパードのスムースなサックスもあって、確かに、ウェザー・リポートにも共通する気持ちの良いサウンドになっていた。

Nikon P7800

ところで、お店の名物は文字通りベイクド・ポテトのようで、夕食も取っておらず空腹だったので、「ハム&チーズ」を食べた。量は多いがかなりいける。ステラ2本とともに完食。

終わってからアースキンにサインを頂戴した。

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