ユージン・チャドボーン『Pain Pen』(Avan、1999年)を聴く。
Eugene Chadbourne (g)
Joe Morris (g)
Mark Dresser (b)
Susie Ibarra (ds)
ユージン・チャドボーンがまともでないことはわかってはいるが、こんなのを聴くとますますその思いを強くする。へなへなの弦で、走っているのか、背中を丸めて個人作業にいそしんでいるのか。この超然ぶりを横にしては、ジョー・モリスさえ堅物のように感じられてくる。メアリー・ハルヴァーソンを思い出しても、彼女がまるでマジメな優等生みたいである。
マーク・ドレッサーもスージー・イバラも明らかにプレイを愉しんでいるのだが、何にしてもチャドボーンの独壇場。
●ユージン・チャドボーン
ハン・ベニンク+ユージン・チャドボーン『21 Years Later』(2000年)
ユージン・チャドボーン『The Lost Eddie Chatterbox Session』(1977年)