Sightsong

自縄自縛日記

オンドジェイ・ストベラチェク『Live in Prague』

2018-12-20 23:34:34 | アヴァンギャルド・ジャズ

オンドジェイ・ストベラチェク『Live in Prague』(Stvery Records、2017年)を聴く。

Ondřej Štveráček (ts)
Klaudius Kováč (p)
Tomáš Baroš (b)
Gene Jackson (ds)

前年の『Sketches』と同じメンバーでのライヴ盤。

自分としての目玉はやはりジーン・ジャクソンで、ヘヴィ級にして跳躍も加速急停止もするドラミングには、わかっていても痺れる。

しかしそれだけではない。ストベラチェクのテナーはもろにコルトレーンを追っているのだが、フォロワー特有の熱さがある。他のメンバーもこのサウンドを熱く突き進む。たとえばビリー・ハーパーやサン・シップを聴いているときのように、聴いているこちらでもヒーターのスイッチが入ってしまう。いやたまんないな。

●オンドジェイ・ストベラチェク
オンドジェイ・ストベラチェク『Sketches』(2016年)

●ジーン・ジャクソン
レイモンド・マクモーリン『All of A Sudden』(2018年)
ジーン・ジャクソン・トリオ@Body & Soul(2018年)
ジーン・ジャクソン(Trio NuYorx)『Power of Love』(JazzTokyo)(2017年)
オンドジェイ・ストベラチェク『Sketches』(2016年)
レイモンド・マクモーリン@Body & Soul(JazzTokyo)(2016年)
及部恭子+クリス・スピード@Body & Soul(2015年)
松本茜『Memories of You』(2015年)
デイヴ・ホランド『Dream of the Elders』(1995年)


鳴らした場合、20 Guilders@高円寺円盤

2018-12-20 00:52:21 | アヴァンギャルド・ジャズ

魅惑の魔窟的レコ屋、高円寺の円盤(2018/12/19)。

■ 鳴らした場合

Ippei Kato 加藤一平 (g)
Yuki Kaneko 金子由布樹 (electronics, tape, edit)
Naoya Murata 村田直哉 (turntable)

きっかり1時間の朦朧。記憶のエディットと、円盤という記憶からの生命と、時間の流れと無関係なようなギター。

「鳴らす」って何だ、時間とは何だ、記憶とは何だ、と、足許がぐらぐらする。まるでカイオウの北斗琉拳に惑わされているようである。ところで村田氏がトロンボーンを抽出したレコードは何だっただろう。

■ 20 Guilders

Tabata Mitsuru タバタミツル (g, vo)
Suzuki Junzo スズキジュンゾ (g, vo)

ギラっていたり、ブルージーでもあったり、響きに頭蓋を共振させられもしたり。かなり面白かった。そりゃまあさすがである。

ところで、2019/1/13には、タバタミツル&中村としまる、スズキジュンゾ&秋山徹次、という凄い組み合わせのギグがあるそうだ(>> リンク)。

Fuji X-E2、7artisans12mmF2.8

●加藤一平
波多江崇行+加藤一平@なってるハウス(2018年)
永武幹子+加藤一平+瀬尾高志+林ライガ@セロニアス(2018年)
竹内直+加藤一平@セロニアス(2017年)
鈴木勲セッション@新宿ピットイン(2014年)