フラヴィオ・ザヌティーニ『Born Baby Born』(clean feed、2018年)を聴く。
Opacipapa:
Flavio Zanuttini (tp)
Piero Bittolo Bon (as)
Marco D'Orlando (ds)
トランペット、アルトサックス、ドラムスという編成であるためか、各プレイヤーの主張がその都度主役になっていて面白い。ときにジョン・ゾーンのMASADAを思わせるキメの瞬間もあるのだが、これはMASADAよりも奇妙に浮かれている。
ピエロ・ビットロ・ボンのアルトの声によるところもあるだろう。また、ライナーノートでユージン・チャドボーンが書いているように、ベースがいないことで自由度が増したからかもしれない(かれはバスドラムがベースの役割を果たしもすると指摘している)。
●ピエロ・ビットロ・ボン
ピエロ・ビットロ・ボン(Lacus Amoenus)『The Sauna Session』(2012年)
ピエロ・ビットロ・ボン『Mucho Acustica』(2010年)
ジャズ・ガウロンスキー『Jaruzelski's Dream』(2008年)