Sightsong

自縄自縛日記

ジョン・ヒックス『Hells Bells』

2019-04-09 00:22:23 | アヴァンギャルド・ジャズ

ジョン・ヒックス『Hells Bells』(Strata-East、1975年)を聴く。最近再発された重量盤LP。

John Hicks (p)
Clint Houston (b)
Cliff Barbaro (ds)

これがヒックスの初リーダー作である。分厚くコードを叩いて突き進むスピード感はマッコイ・タイナーと比較されてきたりもしたが、熱さと哀しみとが共存しているこの個性を、なにもマッコイと比較する必要はない。これを聴くと、ヒックスは最初からヒックスだったことがわかる。

クリント・ヒューストンの必要以上に熱くやかましいベースは気にならない。ヒックスを聴ければそれでよい。

●ジョン・ヒックス
ソニー・シモンズ『Mixolydis』(2001年)
ソニー・フォーチュン『In the Spirit of John Coltrane』(1999年)
ジョン・ヒックス+セシル・マクビー+エルヴィン・ジョーンズ『Power Trio』(1990年)
デイヴィッド・マレイの映像『Live at the Village Vanguard』(1986年)
ファラオ・サンダースの映像『Live in San Francisco』(1981-82年)
チコ・フリーマンの16年(1979、95年)
ソニー・シモンズ