J・ウォーリー・ヒギンズ『秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本』(光文社新書、2018年)を読む。
古い東京の写真が多くて楽しいし、昔のカラー写真がコダクロームよりも劣化していたりするのが興味深かったりして、手に取っただけなのだが。
途中でビックリした。山口県の故郷にあった船木鉄道が登場する。しかも船木駅、伏附駅、万倉駅の写真が。毎日のように歩いていた場所である。生まれる前にはもう廃線になっていたので、この鉄道自体は見たことがないし、駅の写真を凝視しても少年時代の光景とは違い過ぎて重なってこない。わたし以外にはどうでもいい話だと思うが。
それにしても驚いた。よくあのような僻地まで行ったねヒギンズさん。