あまりに有名なタイトルは、業界誌の連載記事である。
懇意にして頂いてるお客様との雑談で「あの本で一番面白いのは『動かないコンピュータ』ですよね!」との一致をみた記事である。その再編集版。
雑誌掲載時と異なり、企業や担当者名は伏せられている。この記事の狙いは「誰が」という狙い撃ち、犯人探しをすることでなく「なんで」を追及するためだからだそうで、もっともな理由である。でも特定のアプリケーション名は出ているんだよなぁ。なんで!?
失敗事例を見るのは面白い。面白いと言う表現が不謹慎に聞こえるとすれば、興味深い。自分でも絶対にやっちゃいそうなミス、さすがにそれはマズいと誰でも分かりそうなポカ、失敗の原因はさまざま。
この本(もしくは原著)を読んで「アイツ達しくじりやがったザマーミロ」と思うのは、直接のライバルその中でもごくごく一部ではないだろうか。殆どの読者は、明日は我が身、他人事は自分事とちょっと身を縮めながら読んでいるに違いない。そしてそう読めない人間は、こういう仕事をするのには不十分だ。それが若い人なら、いま読めなくてもいずれそう読めるようになって欲しいし、上はそう指導する責務がある。ベテランでそういう人、たぶんキチンとした仕事は出来ないから人の足を引っ張らぬようお茶でも飲んで過ごしていて下さい。
一冊に纏められたのを読んでみると、何だか随分アッサリしている。固有名詞を伏せたからではない。オリジナルはシステムの専門用語が随所にあったり、図解があったりした気がする、だからか。その点はとても残念。専門家ぶるわけではないが、これでは読者は突っ込んだ「検証」はできない。広く浅くか、狭く深くか、この本のバランスは、自分が期待したものとはマッチしていなかったようだ。
2007年8月3日 帰宅後に自宅にて読了
懇意にして頂いてるお客様との雑談で「あの本で一番面白いのは『動かないコンピュータ』ですよね!」との一致をみた記事である。その再編集版。
雑誌掲載時と異なり、企業や担当者名は伏せられている。この記事の狙いは「誰が」という狙い撃ち、犯人探しをすることでなく「なんで」を追及するためだからだそうで、もっともな理由である。でも特定のアプリケーション名は出ているんだよなぁ。なんで!?
失敗事例を見るのは面白い。面白いと言う表現が不謹慎に聞こえるとすれば、興味深い。自分でも絶対にやっちゃいそうなミス、さすがにそれはマズいと誰でも分かりそうなポカ、失敗の原因はさまざま。
この本(もしくは原著)を読んで「アイツ達しくじりやがったザマーミロ」と思うのは、直接のライバルその中でもごくごく一部ではないだろうか。殆どの読者は、明日は我が身、他人事は自分事とちょっと身を縮めながら読んでいるに違いない。そしてそう読めない人間は、こういう仕事をするのには不十分だ。それが若い人なら、いま読めなくてもいずれそう読めるようになって欲しいし、上はそう指導する責務がある。ベテランでそういう人、たぶんキチンとした仕事は出来ないから人の足を引っ張らぬようお茶でも飲んで過ごしていて下さい。
一冊に纏められたのを読んでみると、何だか随分アッサリしている。固有名詞を伏せたからではない。オリジナルはシステムの専門用語が随所にあったり、図解があったりした気がする、だからか。その点はとても残念。専門家ぶるわけではないが、これでは読者は突っ込んだ「検証」はできない。広く浅くか、狭く深くか、この本のバランスは、自分が期待したものとはマッチしていなかったようだ。
2007年8月3日 帰宅後に自宅にて読了