日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】五木寛之著 「凍河(上・下)」(集英社文庫)

2017-02-17 20:46:36 | 本・映画・展覧会
 過去に書いた気がするが、両親とくに母親が著者のファンで家に何冊もあったため、中学生の頃から著者の作品は読んでいた。「青年は荒野をめざす」に始まり「青春の門」そして随筆と、かなりの作品を読んだのではないか。

 本書を読みながら、きっと事前の情報なしで本文だけ読むことになっても著者を言い当てることができるのではないか、そんな印象を持った。舞台は新横浜駅近くの高台にある精神病院。赴任したてのモラトリアムちっくな新米医師が、特に事情のある患者や理想に燃え清貧に甘んじる院長以下のスタッフと過ごしてゆく中で見出す様々なことを描く。なんでそれが凍った河なのか。

 読んでいて時代を感じさせる。昔の物語だなと思う。背景描写もそうだが、会話の口調、使われる言葉、人々の感覚や理屈。すべてが今とは異なると言って良い。そんな中で人の愛だけが変わらない…そう言えれば美しいのだが、どうだろうか。

 ちなみに主人公は何となくボーっとした人物に描かれているが、バイクに対しては熱いものを持っている。BSAなんてこれまたマニアックな。先の感想で車種(と言うよりエンジン選定?)について書いたが、本書ではBSAと言うマニアックな車種をチョイスしたというだけで(少なくとも知っている人には)主人公が単に流されるだけの人間ではないと暗喩しているように思えた。ま、ハーレーじゃオールドモデルでも自己顕示欲の塊にしか映らなそうだし、最新のスーパースポーツ乗った新人ドクターってのも何だかなぁって思うし。

 2017年2月8日 羽田空港へ向かうモノレール車中にて読了
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2017年2月5日 【ジェミニ】部品交換前に接触を疑おう

2017-02-17 06:44:46 | クルマ
 今月の終わりにいすゞオーナーのミーティングがあり、参加する予定でいる。昨年は出掛けに洗車しただけの薄らぼけた姿で行ったので、今年はきちんとワックスを掛けて行こうとバイクのエンジンランナップ後にキレイキレイしようとした。

 洗車場への出掛け、交差点の信号待ちのさなかにウインカーが消えた。あれ?到着して切り分け。ウインカーは左右ともに点かない。そもそも球切れならインジケーターは点灯しっ放しになるはずなので、これはない。他の電装品は問題ないのでヒュージブルリンクでもない。オルタネータのCHG警告灯も点いていない。ウインカー系統の回路の問題に絞られそうだ。

 ヒューズボックスの蓋を外し、同じ系統の電装品を調べているとホーンが共通。軽く鳴らしてみるとビッ。あれ?同じヒューズでウインカーだけダメってことはリレーか?厄介だ、メーカーに交換部品があるか判らん…念のためもう一度ウインカーを作動させるとカチッカチッと普通に点く。ハザードにしても大丈夫。ウーン、ヒューズの接触不良か?

 とりあえず、他のヒューズも一本ずつ抜いて接点を拭いて元通りに。すぐに直って良かったがヒヤリとした。ちなみにウチのはガラス管ヒューズ、最近オートバックスとかで売ってるのかなぁ?調べたら予備がなかったので買っておかなければ。

 洗車後は空気圧チェック、右後輪は若干抜けるのが早いかな。帰宅してワックス掛け。午後から雨になると予報されているが、今日しか作業時間がとれそうにないため仕方ない。
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