日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】寺崎 勉著 「ポンコツバイク再生塾」(山海堂)

2018-08-15 19:45:45 | 本・映画・展覧会
 体裁は書籍だが中身はキャプションつき写真が殆ど、果たして読んだ記録にカウントして良いのか迷うところだが、ただ読んだ(見た)だけでなく感想もあるので記録に留めておきたい。

 4ストオンロード(SR400)、2ストオフロード(CR250)、スクーター(LEAD)と3種類のバイクを路上復帰させるまでの大まかな工程が豊富な写真で紹介されている。実際には個々の作業をもっと細かく知らないとできないと思うが、どういう流れでどんな工具でどういうことをやるかを掴むことはできる。

 本書の良い点は、あまり専門工具を使わないようにしていること。それでも巻末に並べられた工具の多さにウンザリするのだが。やはりバイクやクルマいじりには、スペースと工具が必要なのだ。ご本人も書いている通り、いじることが趣味と思わなければやれない。高いように見えても、工具を揃えたり作業の時間を人件費換算すれば、やはりショップに出した方がコストパフォーマンスは良い。自分でやる愉しみを感じられない人は作業に手を出すべきではない。

 もう一点、これは付録的についているのだが「寺崎流軽量化」の欄が興味深かった。本人が要らないと思うものを徹底的に削ってゆく。タンデムステップを外し、取り付け座まで削っちゃう!車種によってはサイドカバーも切り欠いたりしちゃう!他人から観た見てくれは気にせず、自分が良いと思うことを徹底的に追究する姿勢や良し。

 一方で、あまりにお金をかけなすぎる点は気になる。BE-PAL連載の軽トラキャンパー「ゴキブリ号」記事もそうだったのだが、髭ぼうぼうの風采と相まってとても貧相に見える。本人が良ければと言う問題ではなく、何となく不快感を催すのが気になる。オトナなんだからもう少し出すべきところにはお金出しましょうよそれが社会に生きる者としてのマナーでしょうと。

 ともあれ、本書を読むと自分でも何かやってみたくなる、そういうパワーを持った本だった。

 2018年7月26日 自宅にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】エドワード・スノーデンほか 「スノーデン 日本への警告」(集英社新書)

2018-08-15 06:31:32 | 本・映画・展覧会
 米国の盗聴・情報収集の事実を暴露して「お尋ね者」となったスノーデン氏のカンファレンスでの発言と、それに続くパネルディスカッションの記録。

 きっと日本でも米国に近いことが行われているのだろう。情報統制やマスコミへの介入もしくは圧力(忖度と言う形で現れる)が行われていることは想像に難くない。

 本件に限らず、日本人は大掛かりな意思表示はしないように思う。安保闘争のトラウマからだろうか?スノーデン氏およびパネリストたちの「市民は政府を監視せよ、声を上げよ」という指摘は間違っていないと思う。

 2018年7月25日 通勤電車にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする