日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2022年8月20~22日 【旅行】愛媛の離島めぐり(2)忽那諸島

2022-08-26 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 8月21日、ひとり朝食抜きで出発。友人に高浜港まで送って貰った。今日は一 人で忽那諸島の残りを巡る。今日は12時間かけて4島を巡る、綿密でハードなスケジュールを組んだ。

(1)二神(ふたがみ)島
 島一周できそうでできない。けっきょく海沿いに半周くらいして、同じ道を引き返す。水は素晴らしく澄んでいた。

(2)津和地(つわじ)島
 一周道路があったが時間なく、一部を歩いて撤収。この島には宿があり、魚料理が旨いと昨日の船で一緒になった方に聞いた。来年、愛媛の友人一家と改めて来たいと思った。

(3)怒和(ぬわ)島
 島には「元」と「上」の2港があり、かつ一周道路もある。一周8㎞ほど、さらに中央部の道路も通れば10㎞以上のハイクができそうだったが時間がなく、上港から山中のルートを通って元港まで歩いた。けっこうアップダウンとカーブが多いが、島の最上部に近い斜面をゆき眺めの良い区間も数ヵ所。ミカンの段々畑だらけだが、耕作放棄されたところも少なくなかった。

(4)釣(つる)島
 忽那諸島で一番船の寄港数が少なく、スケジュール設定に苦労した島。マニアには有名な古い灯台と元官舎が唯一の観光資源か。その前を通るほぼ一周道路があり、早足で回って港に戻ってくることができた。店はなく、自販機はほぼ停止。気の毒がった切符売りのオバチャンが、ジュースと炭酸水を下さった。遍路ではないが「お接待」を受けた気分。

 中島で乗継、高浜に戻る。予定を完璧にこなしたのは満足。タクシーを飛ばせば東京行きの夜行バスに乗れそうだったが、無理をせず伊予鉄で松山市街に戻って宿泊。着ていたTシャツは勿論だが、綿パン、ポケットのハンカチ、はてはデイパックまで汗が染みて匂う。そのまま帰宅しなくて良かった。宿で汗を流し、駅前の旨い中華料理屋で課題完遂の祝杯をあげてゆっくり眠り、翌朝のJL430便 (JA308J:737-800)で帰京し、少し遅れて仕事に就いた。(おわり)


【8/21(日)】
宿 0700
(友人の車)
高浜 0720/0740
(中島汽船高速船)
★二神島 0856/1028
(中島汽船)
★津和地島 1048/1234
(中島汽船高速船)
★怒和島(元) 1241/1438
(中島汽船)
★釣島 1602/1720
(中島汽船)
中島(神浦) 1747/1748
(バス)
中島(大浦) 1758/1845
(中島汽船高速船)
高浜 1914/1928
(伊予鉄)
大手町 1946
[ビジネスホテル美町 泊]

【8/22(月)】
松山駅 0625
(空港バス)
MYJ 0640/0725
(JL430)
HND 0905
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【本】H.G.ウエルズ著/斉藤伯好約 「宇宙戦争」(ハヤカワ文庫SF)

2022-08-26 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 19世紀末に書かれた有名な作品を、先日読んだ宇宙関連の本に刺激されて読み直してみた。読み直しになるのか、実は過去に読んだのは子供向け絵本のレベルだったのか、定かでない。

 ラジオドラマでパニックが起こったとされているのは米国だが、原作の舞台は英国、ロンドン近郊である。火星人の乗ったロケットが毎夜着陸し、ほどなく現れた醜悪な容態の火星人は、高熱の光線や特殊なガスで地球人を殺し、町を破壊してゆく。魔手から必死に逃れようとする主人公の目を通じて、火星人と地球人の行動、そして他の惑星への意識認識が描かれる。

 想定外のできごと(火星人の襲来)に対する人々の暢気さ、備えの脆さ、価値観の違いによる絶望から人々は思いがけぬ形で救われるが、それは決して人々の努力の賜物ではない偶然の作用。人々が一連の惨事を教訓とし、従来の価値観を改めたかと言えば、決してそうではない皮肉が、どれほどの読者が気付くことだろう。本作の発刊から100年を経た今も、それは変わっていないのではないか。

 2022年8月19日 自宅にて読了
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