香港映画と言えばカンフー(功夫)をベースにした派手な立ち回り。ブルース・リーで注目され、ジャッキー・チェンやサモ・ハンで不動の人気となったか。本作は、そうした香港映画の発展を支えてきた多くのスタントマンに光を当て、インタビューにより幼少時からの訓練方法、撮影時のエピソードや役者生活をつまびらかにする。スタントマンから指導者になった人が多いが、中には自ら監督になったり、或いは転身してビジネスマンになった人もいる。
サモ・ハンに始まるインタビューの繋ぎ合わせだけでなく、音声をバックに彼らの出演作品が次々と映され、当時の興奮が蘇る。メイキング映像も多々あり、まったく飽きることがない。いや、ガラスぶち破ってビルの4階から転落とかメチャクチャ。最後に、今は下火となってしまった香港映画の現状、それでもなお残る養成学校の様子と夢を懸ける若者の姿が紹介される。
本作は香港でなく大陸の作品。サモ・ハン始め多くの出演者が広東語でなく北京語を話すのを見て、時代の移り変わりを感じた。大陸側の作品であるのに、中国政府寄りとされるジャッキー・チェンのインタビューがないのは何故か、引っ掛かった(映像は何作品も出てくる)。映画と言うよりドキュメント作品だったが、とても良かった。カンフー映画よ、いつまでも。
2023年1月10日 川崎・チネチッタにて
サモ・ハンに始まるインタビューの繋ぎ合わせだけでなく、音声をバックに彼らの出演作品が次々と映され、当時の興奮が蘇る。メイキング映像も多々あり、まったく飽きることがない。いや、ガラスぶち破ってビルの4階から転落とかメチャクチャ。最後に、今は下火となってしまった香港映画の現状、それでもなお残る養成学校の様子と夢を懸ける若者の姿が紹介される。
本作は香港でなく大陸の作品。サモ・ハン始め多くの出演者が広東語でなく北京語を話すのを見て、時代の移り変わりを感じた。大陸側の作品であるのに、中国政府寄りとされるジャッキー・チェンのインタビューがないのは何故か、引っ掛かった(映像は何作品も出てくる)。映画と言うよりドキュメント作品だったが、とても良かった。カンフー映画よ、いつまでも。
2023年1月10日 川崎・チネチッタにて