白雪姫と鏡の女王
2012年/アメリカ
賢明と小賢しさの狭間
総合
70点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
先に公開された『スノーホワイト』(ルパート・サンダース監督 2012年)は意外とフェミニズム色の濃い作品に仕上がっていたが、そういう意味では本作は子供でも楽しめるものになっている。それは映像のカラフルさのみならず、大胆にアレンジされたストーリーに対しても当てはまることではあるが、確かに子供向けという限界は否めない。
原作では幼かった白雪姫は、リリー・コリンズが演じる本作では幽閉されてはいたものの18歳の立派な大人の女性である。城から外に飛び出して、国の実情を知り、7人の小人たちに戦い方を学んだ白雪姫は、アルコット王子を尻目に勇敢に戦いを挑む。賢い白雪姫に対して、ジュリア・ロバーツが演じるクレメンティアナ女王は毒リンゴを携えて最後の戦いに臨むのであるが、すっかり容姿が衰え、老婆と化した女王の差し出した毒リンゴを食べようとした瞬間に、白雪姫は思い直し、老婆に先に食べるように促す。もちろん賢い白雪姫が老婆の正体を見抜いて、敢えて毒リンゴを食べさせるという痛快さを否定するつもりはないのであるが、老婆の正体に全く気がつかないまま、「お年寄りを優先」させたいと思う、本来、持っていたイノセンスを白雪姫が失っていたことに一抹の寂しさを感じてしまう。
国は容認のヤフー新広告、26万人が拒否登録(読売新聞) - goo ニュース
メールの文面を読み取って利用者の関心に沿った広告を配信するヤフーの新広告を拒否
する登録をした利用者が26万人に達した原因は、メールの内容を読み取られることが嫌だ
からという人も多いと思うが、この「興味関心連動型広告」と呼ばれる広告が無意味だと
感じている人もかなりの人数になると思う。何故ならば興味関心を“連動”させた広告と
いうものは大体既に分かっているものがほとんどだからである。アマゾンでもクリックした
商品に対して、お勧め商品を提示してくるが、そんなものは勧められなくても既に知って
いるのである。本来、広告とは全く知らないものを提示して相手を“驚かし”、購買意欲を
刺激することであり、コンピュータによる「興味関心連動型広告」はゆる過ぎると思う。