ビンゴ
2012年/日本
一番怖い‘赤の他人’
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
福田陽平監督で、本作と同様に、山田悠介の小説を原作としていた『×ゲーム』(2010年)があまりにも酷い出来だったために、本作にはそれほど期待していなかったのであるが、意外にも良く出来ている。
重罪で刑務所に収監されていた25人の死刑囚が連れてこられたところは巨大な‘人間ビンゴゲーム’会場で、そのゲームのプレイヤーは死刑囚たちが執行される前に会っておきたいと呼び出していた自分の家族や、あるいは被害者の家族である。そのような事情を知らされていなかったために、罪悪感から謝罪しようと思って被害者家族を呼んでいた死刑囚がビンゴゲームにおいては却って不利になるという皮肉が効いている。
しかし本作は決して死刑制度の是非を問題提起するようなタイプの作品ではない。死刑囚たちの会話は別室にいる‘プレイヤー’たちに聞こえており、虚実が入り混じった会話で死刑執行が左右されることはありえず、何よりも一番怖いのは身内でも被害者家族でもなく‘赤の他人’だからである。
領土対立、国際法で解決を=尖閣・竹島念頭に国連演説―野田首相(時事通信) - goo ニュース
野田首相の国連演説を受けて、中国外務省の秦剛報道局長は談話において、尖閣諸島
の日本による国有化を念頭に、「公然と他国の領土主権を侵犯し、世界の反ファシズム戦争
の勝利の成果を公然と否定するもので戦後の国際秩序への重大な挑戦だ。国際法を持ち
出すと見せかけて、自らや他人をあざむいている」と批判し、「歴史を正視し、国際法理を
守り、他国の領土主権に損害を与える一切の行為をやめなければならない」と述べている
ようである。日本は「国際法を持ち出すと見せかけて」はいないはずで、国際司法裁判所
の強制管轄権を受け入れていないのは中国の方であり、受け入れていないにも関わらず、
「国際法理を守り」などといかにも自分は守っているように“見せかけて”いるのは中国に
おいて最近流行っているギャグでないのだとするならば馬鹿としか結論付けるしかない。