アイアン・スカイ
2012年/フィンランド=ドイツ=オーストラリア
大胆なテーマに追いつかない笑いについて
総合
50点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
2018年のアメリカ、共和党の女性大統領がアメリカ合衆国大統領再選キャンペーンの一環として、アフリカ系アメリカ人のモデルであるジェームズ・ワシントンを月に送り込む理由は、おそらく前回の選挙で民主党の黒人大統領を破り、顰蹙を買った有色人種の票を獲得するためであろう。
月で‘純粋培養’されたナチスの信奉者で「地球」学者のレナーテ・リヒターはナチス用に編集され、独裁者ヒンケルが地球のバルーンをもてあそぶシーンがフューチャーされた10分程度の短編映画『独裁者』(チャールズ・チャップリン監督 1940年)を‘愛’を教えるために学校の教材として使用している。共和党の大統領キャンペーンの際の演説がレナーテが信奉するヒトラーの演説と共鳴したり、宇宙戦艦で月面のナチス基地を攻撃する際に、相変わらず1945年のフランクリン・ルーズベルト大統領とハリー・トルーマン大統領の流れを汲んで、月の球が大きく欠けるほどに核爆弾を投下するのであるが、ルーズベルトは民主党だから、本作においては共和党と民主党の違いを問題にしていないようである。
レナーテとクラウスのクライマックスの対決シーンはレナーテのハイヒールの踵がクラウスの頭に突き刺さって仕留め、地球の首脳会議の席上では、月のナチス基地近辺にあったヘリウム3を巡って大乱闘が始まり、靴の投げ合いが始まるのであるが、この唐突な‘靴’に対するこだわりがストーリーを面白くしているかどうかは微妙である。
ラストのオチは欠けた月と地球からゆっくりとズームアウトしていくと、地球人が月の次に狙っている火星が現れるというものである。
黒人を白人に変えるなど、どのネタも悪くはないのであるが、どれも想像の域を出るものではなく、ナチスをテーマに選んだ割には笑いの灰汁が弱く、ストーリーが弾けない。
「安倍さん、今度はいつ投げ出すの?」 自民県議ツイートに批判殺到(産経新聞) - goo ニュース
「地方の声を無視された腹いせに、新総裁の悪口を言ったらおこられました」という原因
になったツイッター上に「安倍総裁さん、今度はいつやめる、いや、何時投げ出すんですか
今度の理由は下痢から便秘ですか?」と書き込んでしまう来代(きただい)正文という自民党
の徳島県議は66歳のいい年をした男なのである。人事などを見る限り、安倍晋三は
決して地方の声を無視しているわけではなく、無視することもできないはずであり、66歳の
悪口は“今度の理由は下痢から便秘ですか”という全くひねりも無く、面白くもなんともない
もので、来代正文こそ、ツイッターを閉鎖するだけではなく、県議としてふさわしくない宿痾の
下品さを備えてしまっている事に対して責任をとって県議を辞めるべきなのではないのか