夢売るふたり
2012年/日本
2羽のカモメ
総合 90点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
おそらく結婚して10年くらい経つのであろう主人公の貫也と妻の里子は東京の片隅で繁盛させていた小料理屋を調理場からの貫也のよる失火で全焼させてしまう。貫也と里子にとっては小料理屋が全てだった。何故なら2人には子供がいないからである。しかしテレビのニュース番組で殺された女児に同情を示したり、浅草のかっぱ橋で調理道具を調達している際に、母親に抱かれている赤ん坊に話かけるなどしている2人の様子を見ると、子供が嫌いなわけではなさそうで、松たか子の下半身の露出は、‘行為’が実らない暗示のように見える。
それ故に、滝子に関わる貫也にそれまでとは違う雰囲気を感じた里子の‘第六感’は極めて正確なものであり、貫也は滝子と彼女の息子と一緒に擬似家族を楽しむのである。
どうやら不妊に悩む夫婦というテーマが本作に隠されているのかと思っていると、後半の予想外の展開に驚かされる。おじいちゃんの入院先の病院の廊下で偶然に会って、滝子の息子と貫也が遊んでいたチャンバラごっこが伏線となって刺されることになる私立探偵の堂島も、目の前で目撃していた咲月も、まるで事前に示し合せていたように貫也の気持ちを汲んで、滝子の息子の代わりに貫也が傷害の罪を被ることになる。言うまでもなく必ずしも子供がいれば幸せになれるとは限らないのである。
結局、別々の場所で暮らすはめになった貫也と里子が青空に見た2羽のカモメがチェーホフのものでないのだとするならば、ジョナサン・リヴィングストンが出会った2羽と同じカモメではなかったのか。
韓国外相、日本での「独島」広報を準備=大統領「日本は極右主義に」(時事通信) - goo ニュース
李明博大統領は5日に日韓関係の専門家らを集めた非公式の朝食会において、自身の
天皇陛下に対する謝罪要求発言について、改めて「発言の真意がねじ曲げられ伝わって
おり残念だ」と述べた上で、歴史問題解決に向け、存在感の大きな天皇が訪韓し言葉を
述べれば、より大きな成果が得られるだろうという趣旨だったと説明したらしいのであるが、
訪韓した天皇が述べる“言葉”というものは謝罪以外にありえないのだから、李明博の真意
は日本人に十分なほど正確に伝わっている。旧日本軍による従軍慰安婦問題について
日本政府の「賠償や財産、請求権の問題は法的に解決済み」という立場に対し、李明博は
「なぜ法律論になるのか」と苛立っているようだが、もちろん“感情論”にしてしまうと限が
ないからであり、どうやら李明博も法的には解決している事は認識しているようである。
いずれにしても韓国政府の『なぜ島根県の竹島が歴史的、地理的、国際法的に韓国領土
なのか』の説明を聞けば、ようやく日本は反論できる材料を手に入れることができる。