莫逆家族 バクギャクファミーリア
2012年/日本
莫逆になれない物語について
総合 20点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
主人公で暴走族「神叉」の元総会長だった火野鉄役にプロの俳優ではなく、お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実を起用した理由は、原作に漂うユーモアを勘案してのことだと思うが、その目論見は完全に失敗している。それは決して徳井の演技力不足ということではなく、脚本にユーモアが全く感じられないからである。
敢えて暴力シーンをメインに据えた‘真面目’なプロットに徹したのだとしても、登場人物が多い割には個々のキャラクターの描写が不十分の上に、現在と過去の時系列も不鮮明で分かりにくいために、誰と誰が敵対しているのか原作を知らなければ話について行けない。
唯一の見所はラストの観覧車のそばのレストランに佇む鉄を息子の火野周平が、かかってきた携帯電話から流れてきた音を頼りに見つけ出すところであり、そこは鉄が幼い頃に離れ離れに暮らしていた父親と久しぶりに再会した思い出の場所だった。鉄は周平に、自分の父親と一緒にできなかった観覧車に乗ることを頼み、周平は同意するのであるが、よくよく考えると周平が幼い頃は暴走族を引退していた鉄とは仲が良かったのだから、家族で遊園地に遊びに行っていないということは考えにくく、何度も一緒に観覧車に乗っていたのだとするならば、入所前の思い出として一緒に観覧車に乗るというオチが弱くなってしまい、最後まで納得できないまま物語は終わってしまう。
お家復興を目論んでいるのだろうが……「女子アナの罰」(TBS)(GALAC/ぎゃらく) - goo ニュース
何故かTBSの深夜番組「女子アナの罰」を一回も欠かさずに見ているのであるが、
それまで楽しみに見ていたフジテレビの「アナ★バン!」が、エースの中野美奈子の退社の
ために番組自体が終了してしまったから、その代わりとして見ているのであり、女芸人が
いじられることは当たり前でも、それまでいじられたことがないような美人がどのような
リアクションを取るのか見ることで、人間性が垣間見られるという好奇心によるものである。
しかし既にTBSアナウンス室でも“問題”になっているようで、前回の学力テストでは
出演するアナウンサーが加藤シルビア、小林悠、水野真裕美しかいないために女性の
番組プロデューサーが駆り出されて、一位になった小林がアホの坂田の真似をさせられて
いた。「アナ★バン!」と違い、殺伐とした感じが良いのか悪いのか分からないが、こんな
女子アナがいたのかと毎回驚くのは普段ほとんどTBSの番組を見ていないからである。