特集:イジー・バルタ短編集
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‘無声’映画という作風
総合 100点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
ヤン・シュヴァンクマイエル短篇集のついでに観るつもりでいたイジー・バルタ監督の作品が予想を遥かに超えた出来の良さで驚かされた。
『手袋の失われた世界』(1982年)は工事現場の掘削作業中に大量の手袋と共に発見されたフィルムを再生するところから始まる。そこには手袋を主人公としてチャールズ・チャップリンやフェデリコ・‘ベ’リーニの作品や『アンダルシアの犬』(ルイス・ブニュエル監督 1928年)、『ゴジラ』(本多猪四郎監督 1954年 )、『未知との遭遇』(スティーヴン・スピルバーグ監督 1977年)などのパロディが実に丁寧に描かれている。
『笛吹き男』(1985年)は、とある街で物欲に溺れた人々が日々値切り合っていたのであるが、大量のネズミに金品を奪われることに悩まされていた。そこに現れた笛吹き男が笛を吹くことでネズミを引き連れて一挙に海で溺れさせる。しかしネズミがいなくなったために、却って経済のバランスが崩れてしまう。人々はますます強欲になり、女性が男たちに襲われて死亡する事件が起こったために、笛吹き男はネズミと同じような物欲に固執している人々を笛でおびき出して海で溺れさせるという「ハーメルンの笛吹き男」の新解釈であり、同様に『最後の盗み』(1987年)は実写でありながらフィルムに直接色彩を施し、「ドラキュラ」の現代版という新解釈を試みている。
『見捨てられたクラブ』(1989年)は同じ‘廃墟’を舞台としていながら、どうやら最初のマネキンのグループはナチスに追われて廃墟に隠れながら生活しているユダヤ人たちを現しているのに対して、2人の男たちによって運ばれてきた新しいグループは、廃墟にたむろしている現代の若者たちを現しているようである。本作はゴドレイ&クレームによって制作された1983年のハービー・ハンコックの「Rock It」のミュージックヴィデオの影響を受けているように思われる。
どの作品もきめ細やかで丁寧な作画で、どうしてイジー・バルタ監督が不遇をかこっているのか分からないが、‘無声’映画という作風が原因の一つであるのかもしれない。
李大統領が麻生氏と会談 天皇謝罪要求を釈明(聯合ニュース) - goo ニュース
「天皇に謝罪要求」否定 韓国大統領、麻生元首相と会談(朝日新聞) - goo ニュース
李明博(イ・ミョンバク)大統領は天皇謝罪要求発言の背景について麻生太郎元首相から
質問を受け、「真意がそのまま伝わったら、より理解されたはず」と答えた。これに対し、
麻生は共感を示し、会談後、報道陣に対し、「陛下に韓国に来いとか、謝れとかいったことは
ない、という話を(李大統領から)うかがった」と述べている。一体、麻生は何をしに韓国まで
行ったのであろうか 李明博の天皇謝罪要求発言のシーンはテレビで何度も流されて
いるように、日本人には“真意がそのまま伝わっている”はずで、この場合、麻生は真意
は日本にも伝わっていると伝えた上で、さらに詳細を詰めなければ売国奴になりかねない。
ちなみに韓国では犬を食する習慣があるということは覚えておくべき事実であろう。