ソハの地下水道
2011年/ドイツ=ポーランド
ファンタジーと化したラストシーンについて
総合
70点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
主人公のレオポルド・ソハは下水道のメンテナンスを生業としていたが、その合間に空き巣をして妻と幼い娘を養っているところが、やがて地下水道で発見したユダヤ人たちをドイツ軍に通報するのではなく、匿うことで報奨金以上の金銭を稼ごうとするソハの卑しさにリアリティを与えている。助ける人数に関して多ければ隠しきれないし、かといって少なくては利益が減ってしまうために、ユダヤ人たちのリーダーとソハが一人を巡って駆け引きするシーンにも説得力がある。多言語が飛び交う中、現状を把握できていない2人の子供たちが地下水道内で道に迷ったりしているが、それはソハの娘も同様で、ユダヤ人を探している将校がソハの家を訪れ、果物を手にした時に、それはユダヤ人のためのものだと口を滑らせてしまう。
このような徹底したリアリズムは最後まで観客の目を惹きつけるものであるのだが、思わぬ展開が待っている。ようやく戦争が終わって、地下水道に隠れていたユダヤ人たちが地上に出てくるシーンにおいて、ソ連兵はいるものの、何故か既に道路などがのインフラが整備されているのである。つまり戦争が終わってもユダヤ人たちはなおしばらく地下水道内に隠れていたことになり、一体いつ頃にユダヤ人たちは自由の身になったのかよく分からないままリアリズムがファンタジーに取って代わってしまうことは、本作が事実に基づいたものと謳われており、実は最後のシーンは死んだユダヤ人たちの見ていた夢であるとはならないために、ラストシーンは演出的には失敗していると思われるが、そこに至るまでのシーンの緊迫感が失われることはない。
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「悪意はなかった」としても「ウソをついたことを認めます」というのであるならば、森口尚史は
「研究者としての仕事をやめる」のではなくて、どこの研究所からも仕事のオファーが来ない
のだから研究者として仕事ができなくなったのであり、最後の最後まで言葉が不確かなので
あるが、iPS細胞から心筋細胞を作り、重症の心臓病患者に移植したという森口尚史の研究
成果に疑義が生じている問題で一番驚かされたことは、森口本人よりも、あの程度の虚偽に
騙されてしまった読売新聞である。テレビのインタビューのへらへらした答え方からして私は
怪しい男だと思っていたが、読売新聞が何故あの程度のレベルの低い嘘に引っかかって
しまったのか考えると、今後、新聞社として読者の信用を取り戻せるのか疑問が残る。