アウトレイジ ビヨンド
2012年/日本
漫才師としてのアウトレイジ
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
冒頭のシーンに虚を衝かれる。確か前作『アウトレイジ』も黒光りの高級外車で始まっていたはずであるが、前作においては暴力団幹部の集会の終わりを戸外で待つ組頭たちと共に整然と並べてある高級外車が長い横移動のカメラに捉えられていたはずで、今回の海中からクレーンで引き上げられる高級外車を見た時に、まるで怠惰な高級外車をリンチに遭わせてカメラの代わりに自ら動くことを要求するように見えたからである。
実際に、本作はタイトル通り『アウトレイジ』を‘超える’ように演出方法を変えており、凝った演出が却って‘惨劇’と化したことは『アウトレイジ』のレビューに書いた通りで、本作では余計なカット割りを避けたことで、ストーリーにグルーブを感じることが出来るのであるが、それは勿論ヤクザの仁義とは無縁の支離滅裂な馬鹿らしさであり、映画監督としての北野武よりも、最後に‘相方’の片岡に厳しい‘ツッコミ’を入れる漫才師としてのビートたけしの才能の冴えなのではないだろうか。
ネイマール2発!千両役者ぶり発揮(サンケイスポーツ) - goo ニュース
試合後のインタビューで本田圭佑は強気の発言をしていたが、日本とブラジルの差は
歴然としたものだった。特に20歳のネイマールのドリブルの際の俊敏な動きは特筆に
値いするもので、最も驚いたことは、得点にからんだものではなく、後半20分あたりに
日本側のゴールラインまでボールを追いかけてきて、審判にはラインからボールが出た
ように判断されてノーゴールだったが、ラインを出る直前で右足でボールをセンターに
上げた時の、ネイマールの速さだけではない、しなやかな身体能力の高さである。
あんな動きをされては、日本の選手がどれほど頑張ったところで止めようがないと思う。