MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『麦子さんと』

2013-12-29 22:07:34 | goo映画レビュー

原題:『麦子さんと』
監督:吉田恵輔
脚本:吉田恵輔/仁志原了
撮影:志田貴之
出演:堀北真希/松田龍平/余貴美子/温水洋一/麻生祐未/ガダルカナル・タカ/ふせえり
2013年/日本

麦子さんと「赤いスイートピー」

 人生の目標が定まらないのに元気だけは有り余っている娘の小岩麦子と、人生の終わりが近づくも、娘に心配をかけないように気丈に振る舞う母親の彩子の相性は2人の人生において一番大事な時期であるにも関わらず最悪なのだが、これは2人に限らない母と娘の普遍的な問題であろう。
 吉田恵輔監督の前作、『ばしゃ馬さんとビッグマウス』(2013年)が佳作だったこともあって本作もかなり期待していたが、ストーリーそのものに驚かされるようなことはない。ただ自分と瓜二つだった母親が祭りで歌った松田聖子の「赤いスイートピー」を麦子が歌う時、男女の恋愛を歌っていた「赤いスイートピー」が母娘の歌に変換されるところが涙を誘うはずだったのであるが、麦子は上手く歌えない。そこに、亡くなってしまった母親との関係の修復が叶わない麦子の悔恨が感じられるのである。


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「紅白テンポ」

2013-12-29 12:18:32 | 邦楽

綾瀬はるか 紅白練習で大失敗「伝言」を「遺言」…本番大丈夫?!(デイリースポーツ) - goo ニュース

 28日にNHKで放送された「夢の紅白2013~名歌手たちの名勝負・名対決~」の中で、

ミッツ・マングローブが「ミッツ流 紅白の楽しみ方」という物を紹介していた。ミッツによると、

紅白において、周到なリハーサルをしているにも関わらず、時間が押してしまったためか、

若手歌手に対する“可愛がり”なのかはっきりしないようだが、時々普段と違うアップテンポ

で歌われることがあり、その例として第31回(昭和55年)の松田聖子の「青い珊瑚礁」と、

第29回(昭和53年)の岩崎宏美の「シンデレラ ハネムーン」が放送されていた。松田聖子

はともかく、「シンデレラ ハネムーン」は右手をぐるぐる回す振り付けがあり、岩崎宏美が

普段よりも高速で右腕を振らなければならなかったために、ヴォーカルがブレていたことが

面白かった。せっかくNHKで放送されているのだから、せめて原因を究明して欲しかった。


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