U2 - Zooropa (Zooropa, 1993)
「ズーロッパ」はU2が1993年にリリースしたアルバム『Zooropa』の一曲目の曲である。
前作『アクトン・ベイビー(Achtung Baby)』(1991年)の一曲目が「ズー・ステーション」で
明らかに「ズー(動物園)」を絡ませているのであるが、勢いの良かった「ズー・ステーション」
と比較するならば「ズーロッパ」は消沈が感じられ、それは『Zooropa』自体に感じる
ものでもある。ヨーロッパに失望したのかどうかは分からない。以下、和訳。
「Zooropa」 U2 日本語訳
ズーロッパ
テクノロジーへと一歩を踏み出す
ズーロッパ
君なら何にでもなれる
勝者であれ
ダイエットをするために食べるんだ
ズーロッパ
白みがかった濃い青
ズーロッパ
今夜それは君のものにできるかもしれない
僕たちは温和で元気で倫理的に清潔だ
ズーロッパ
計画的に上手くいっている
ズーロッパ
親しみのある空を飛ぶ
科学の応用を通じて
僕たちは信頼の輪を掴むんだ
僕にはコンパスもなく
地図もなく
かと言って戻る理由もない
僕には信条がないから
何が何だか分からないし
僕たちが受けとれるものの限度も分からない
心配はないさ
全ては上手くいく
君は夜を駆け抜けるために相応しい靴を履いている
外は寒いけれども明々と照らされている
地下鉄には乗らずに
地上に出て行こう
君はぬかるみから頭を出して
代わりに花をぬかるみに植えるんだ
地上で
特別な場所の名前はない
特別な歌もない
僕は隠れているものから隠れている
心配はないさ
全ては上手くいく
不確かさが手本になることもある
僕はスリップストリームから変な声を聞く
行こう
地上に行こう
君はぬかるみから頭を出すんだ
彼女は夢を見るだろう
彼女が住みたいと思う世界の夢を
彼女は強く夢を描くだろう
彼女は強く夢を描くだろう