MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』

2021-07-12 00:54:03 | goo映画レビュー

原題:『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』
監督:橋本一
脚本:仁志光佑/林弘
撮影:柳田裕男
出演:坂口健太郎/北村一輝/吉瀬美智子/杉本哲太/奈緒/田中哲司/鹿賀丈史/伊原剛志
2021年/日本

登場人物が「消滅」する意義について

 原作となる韓国のドラマも、そのリメイクの日本のテレビドラマも未見なのだが、どうも2021年と2009年を繋ぐ無線機の「按排」がストーリーのご都合主義に繋がっているように見える。
 最も理解に苦しんだシーンはラストで主人公の三枝健人と桜井美咲が目撃した大山剛志が彼らの目の前を走り過ぎる車と共に消え去ってしまうことで、例えば、『ジェントルメン』(ガイ・リッチー監督 2019年)のラストでも主人公のミッキー・ピアソンが姿を消すシーンがあるのだが、それはストーリーの語り部である探偵のフレッチャーの「映画脚本」というフィクションと現実がリンクしているから理解できるからであって、本作の消滅は意味が分からない。


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/eiga_log/entertainment/eiga_log-71204


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