原題:『Maestro』
監督:ブラッドリー・クーパー
脚本:ブラッドリー・クーパー/ジョシュ・シンガー
撮影:マシュー・リバティーク
出演:ブラッドリー・クーパー/キャリー・マリガン/マット・ボマー/マヤ・ホーク/サラ・シルヴァーマン/ジョシュ・ハミルトン/スコット・エリス/ギデオン・グリック/サム・ニヴォラ/アレクサ・スウィントン/ミリアム・ショア
2023年/アメリカ
『ウエスト・サイド物語』の観方について
レナード・バーンスタインと言えばカラヤンと並ぶクラシック界のスーパースターであるものの、名前以外に何も知らなかったので観に行ってみたら、いきなりバイセクシャルのシーンが映され、やっぱりクラシックのみならず『ウエスト・サイド物語』などの大衆音楽も手掛けたバーンスタインレベルだとそういうこともあるのだなと納得したのだが(しかしそうなると『ウエスト・サイド物語』の観方も変わってしまうし、そのバーンスタインの「メッセージ」を正確に受け取ったのがジャニー喜多川だとするならば!?)、どうしても納得できなかったのがバーンスタインの妻となったフェリシア・モンテアレグレで、確かに今の感覚ならともかく、当時だとまだ受け入れがたかったのかもしれない(やっぱり妻だと無理か)。
それにしてもクライマックスのバーンスタインがブラッドリー・クーパーに憑依したような指揮棒の振り方は、さすが6年間練習していたと言えるだけの感動的なものだった。
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