MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

夢や希望を与えるという幻想

2009-11-17 00:07:12 | Weblog

「能なしでもできる」発言など仕分け人が謝罪(読売新聞) - goo ニュース

 かつて国の審議会が推薦するような児童劇が面白かったことがあっただろうか?

少なくとも私が児童だった頃には面白かったものはなかったように思う。だいたい

劇というものは道徳から逸脱したようなものが面白いか、あるいは児童自ら演じて

みる事で劇の面白さというものが理解出来るようになると思う。だから「子供たちに

直接夢や希望を与える事業は大切にすべきだ。私の政治判断として、要求通りと

したい」と結論づけた取りまとめ役の民主党の菊田真紀子衆院議員の政治判断は

明らかに間違っている。因って“能無しでもできる”という民間の仕分け人である

「Office WaDa」の和田浩子代表の発言は言葉足らずであり、より正確を期する

ならば、仕分け人も“能無しでもできる”と自嘲を込める必要があるのだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『Disney’s クリスマス・キャロル 3D』 60点

2009-11-16 23:20:42 | goo映画レビュー

Disney’s クリスマス・キャロル 3D

2009年/アメリカ

ネタバレ

道徳を説く前に

総合★★★☆☆ 60

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 確かに映像は素晴しかったし、3Dという表現方法と3人の精霊と主人公スクルージが物語の中心となるチャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』は相性が良いはずなのであるが、観終わってから心に残るものがなかった理由は、スクルージが嫌われる理由が理解できても、それでも甥のフレッドなどに好かれている面が具体的に描かれていないためだと思う。スクルージが嫌われている面を強調して描いている余りにサム・ライミ監督の『スペル』以上にホラーテイストを感じる。
 最大の問題はスクルージのキャラクター造形の仕方にあると思う。あのようなキャラクターでは金融業を営んでいる裕福な金持ちに見えないため、死に際にある老人が3人の精霊たちに止めを刺されているようで気の毒になってしまった。私がスクルージだったら自分の墓石を見たあたりでショックの余り心臓発作を起こして死んでいると思う。精霊が出てくるのならばもっと若い時に出てきてくれないと改心する前に死んじゃうよ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深々としたお辞儀の本意

2009-11-16 16:11:52 | Weblog

オバマ大統領の両陛下への「お辞儀」、米で波紋(読売新聞) - goo ニュース

 あのオバマ米大統領の皇居・御所を訪問した際にした天皇、皇后両陛下に対し

行った“深々としたお辞儀”の角度は日本人が両陛下に対してする角度と同レベル

のように見える。オバマの真意は分からないがアメリカ人が見たら違和感を感じる

理由はアメリカにおいては人は平等に生まれてくるのだから、皇室や王室という

存在はありえないということのようなのだが、もちろんアメリカが建国以来国民が

全て平等に生まれ育ったことなど一度も無かった訳で、それを承知の上で黒人の

オバマ大統領がアメリカの白人に対して皮肉を込めて世界の王室に低姿勢振りを

見せ付けているのならば面白い。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『笑う警官』 0点

2009-11-15 23:13:31 | goo映画レビュー

笑う警官

2009年/日本

ネタバレ

笑えない‘景観’

総合☆☆☆☆☆ 0

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 久しぶりではないだろうか? ‘ポンコツ’と断言しても全く気後れしない作品を観たのは。もちろん‘ポンコツ’と断言するのだからそれ相応の理由を挙げるべきではあるのだが、理由をわざわざ挙げる必要もないほど一目瞭然ではある。
 例えば、小島百合が新人の新宮昌樹をジャズバー「Black Bird」に連れていくシーンで、小島が新宮に目の前にあるそのジャズバーのありかを教えた後に後ろを振り向いて立ち去るのだが、次のシーンでは2人はそのジャズバーに入っていく。これは明らかにシーンのつなぎ間違いである。あるいは、雨が降っているシーンの会話で室内からのショットと窓越しからのショットでは降雨の音質は変わるにもかかわらず会話の音質に変化がないなど、名前を失念してしまったのだがこの作品の監督は映像を作り上げる基本が分かっていないと思う。
 ラストで佐伯宏一は確実にライフル銃で胸を撃たれて死んだはずなのだが、防弾チョッキを着ていたという説明などないまま普通に元気である上に、あれだけの特殊急襲部隊SATがいたにもかかわらず佐伯を撃ったマスターは捕まることもなく、それどころか石岡正純刑事部長を暗殺するという離れ業を演じてしまっている。名前を失念してしまったのだがこの作品の脚本家は脚本を書くイロハさえ分かっていないと思う。
 この監督は警察に対する私怨が強すぎるために作品が空回りしているようにしか見えなかった。これほどクオリティーが低くては実話を元にしても説得力に欠けてしまうのだが、まさかとは思うがそれが演出意図なのかもしれない。つまり北海道警のトップ(=監督)に翻弄される部下たち(=出演者、スタッフたち)というアナロジーだったら大したものなのだが、そうなると植村辰男的存在が誰なのか事情を知らない人間には全く分からない。この監督に映画を辞めてもらっても私は引き止めはしない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“イイ男”は存在しない

2009-11-15 16:06:21 | Weblog

goo注目ワード ピックアップ・・・女性のみなさん、ズバリ「イイ男」の条件って何ですか(goo注目ワード) - goo ニュース

 モテる男を「おしゃれでノリが良く、マメで音楽・スポーツなどのわかりやすい特技が

ある」と、イイ男を「外見が必ずしも良いとは限らず、女性に対しては不器用なところ

があるが、余計なことを喋らず、立場の世弱い人を助ける事ができ、言動に一貫性

がある人」として定義することは多分に納得できる。つまりモテる男は晴れやかで

分かりやすいのに対して、イイ男はつまらなくて分かりにくいということになる。外見

が良くなく、余計な事を喋らないのならば自分の功績を口にすることは無いだろう

から、私たちはたとえイイ男が目の前にいても、その男が“良い”と判断できる材料

が持てない。つまり「イイ男は存在しない」のである。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天皇陛下とヤンキーの関係

2009-11-14 01:01:56 | Weblog

EXILEが両陛下の前で奉祝曲を披露(日刊スポーツ) - goo ニュース

 「幅広い世代に支持されているから」と奉祝委員会はEXILEに打診したようだが、

天皇陛下の即位20年を祝う「国民祭典」にEXILEというのに違和感を感じてしまう

のは私だけなのだろうか? もっと天皇皇后両陛下の世代に合った歌手が歌った

方が楽しまれると思う。思い返してみれば天皇陛下の即位10年を祝う「国民祭典」

でもX JAPANのYOSHIKIが奉祝曲「Anniversary」を御前演奏していた。この

2組に共通する部分はどちらも“”ヤンキー”だということである。このことは元々

天皇陛下とヤンキーに親和性があるという意味か、それとも天皇陛下とヤンキー

を結びつけることで他のヤンキーを封じ込める政治的戦略があるのか分からない。

それにしてもあの寒い中に2人を立たせておくのは酷だと思った。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“主犯”は誰になるのか?

2009-11-13 16:18:50 | Weblog

逮捕のTBS社員、即日釈放=市橋容疑者送検の現場取材-千葉県警(時事通信) - goo ニュース

 「撮影しなければという思いに駆られ、体が勝手に動いてしまった。軽率だった。

申し訳ありません」と釈放後にこの30歳のTBSテレビ情報制作局ディレクターの

男性社員は語ったらしいが、何故カメラマンではなくてディレクターがそれほど必死

になって撮影しなければならないのだろうか? 私の想像ではかなりのプレッシャー

をかけられていたのだと思う。誰がプレッシャーをかけていたのかといえば“主犯” 

である。ここで“主犯”の立場にいる人間は誰かと考えるならば必然的にみのもんた

にたどり着くであろう。勿論みのもんたが直接指示する訳はなくてその存在自体が

プレッシャーになっているのである。つまり先日の放送倫理・番組向上機構(BPO)

の放送人権委員会の「みのもんたの朝ズバッ!」に対する勧告は全く機能して

いないのである。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

言論自身の排他性について

2009-11-12 00:06:37 | Weblog

「キリスト教は排他的」民主・小沢氏、仏教会会長に(読売新聞) - goo ニュース

 別に排他的な宗教はキリスト教やイスラム教だけではなく仏教であっても日蓮宗

などは排他的である。つまり宗教というものは個人の受容のあり方でどのようなもの

にもなりえる訳だからそのようなデリケートな問題を大物と言われている政治家が

大雑把に括って語るべきではないと思う。何よりも問題なのは、「キリスト教文明は

非常に排他的で、独善的な宗教だと私は思っている」と語ってしまう時点で「だから

仏教を信じろ」という独善的な排他性を帯びてしまうことにある。つまり問題なのは

宗教以上に言論自体が持ってしまう排他性にあるのであり、言葉を商売に利用する

政治家はその程度ことは知っておいてもらいたいと切に願ってしまう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『スペル』 100点

2009-11-11 23:32:26 | goo映画レビュー

スペル

2009年/アメリカ

ネタバレ

‘Drag Me To Hell’の意味

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 この作品がホラーなのかコメディーなのかは議論の分かれるところである。勿論議論などする必要もなくそのまま観て楽しめばいいことではあるのだが、少なくとも邦題に呪文や呪縛を意味する‘スペル’というタイトルをあえてつけたということは日本の関係者はこの作品をホラー映画と見做しているということであり、それに対して私は原題を勘案するとサム・ライミ監督はこの作品をコメディーと見做しているように思われるのでその説明をしておきたい。
 ラストシーンで主人公のクリスティン・ブラウンは恋人のクレイ・ダルトンと旅行に発つ前にガーナッシュ夫人に対して冷たかったことを反省した直後に恋人から‘呪いのボタン’を受け取ってしまう。クリスティンはプラットホームから引っ張られるようにして線路内にできていた‘地獄の入り口’に引きずり込まれる。その時私たちが確認できることは、たとえクリスティンがその穴から脱出できたとしても、彼女はホームに到着してくる列車に撥ねられて死ぬということである。
 このシーンを解釈する場合、もしもこの作品をホラー映画として観るのであるのならば、呪いの凄まじさを示すためにクリスティンを列車に轢かれて死なせて天国へ行かせるよりもそのまま地獄へ引きずり込んで死なせたと見做すだろう。しかしここで問題となるのは原題の「Drag Me To Hell」の意味である。昔ヒットした日本映画のタイトルをもじって訳すならば原題は‘私を地獄に連れてって’となり、ここで初めて私たちは原題の意図が理解できるのである。この作品がコメディー映画である理由をこれ以上説明する必要はないと思う。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脳を全く使わない脳科学者

2009-11-11 00:01:10 | Weblog

茂木健一郎氏、所得4億無申告…印税や出演料など(読売新聞) - goo ニュース

 ついにこの男は俗物根性を丸出しにしてしまった。他人に散々脳を使えと煽って

おいて茂木本人は自分の脳を使うことなく(あるいは脳を酷使した結果?)脱税を

模索していたのであろう。税務署から申告を求められたこともあり、その際には

税理士を雇うようにと周囲から助言も受けたが、そのままにしていたというのだから

2005年までは上手く脱税したのであろう。「忙しくて確定申告できなかった」という

つまらない言い訳をしているが、脳科学者であるのならば脳を駆使してもっと説得力

のある言い訳を考えなければ脳科学者としては失格であろう。著書も多数出して

いるのであるが、どの著書も内容は似たり寄ったりでまるで第二の“中谷彰宏”を

目指しているようだ。この程度の著書が結構売れているらしいから楽な商売である。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする