寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

大アジ一本買い(その2)

2007年06月06日 | 食材

魚は内臓から腐敗してくる。まず鱗を落としてワタを抜き、頭を切り離す。水洗いしてふきんでふき、三枚におろす。腹骨をすき取り、血合い骨を毛抜きで抜く。銀皮は頭の方からゆっくり剥く。

旬のアジはサバよりも好きだ。サバの旨味と脂はアジに比べると程度が低いと思う。味のバランス(品の良さ)は青魚の中でも群を抜いている。手を加えない刺身を生姜醤油で食べる。


あまりの美味しさに目が細くなるほど。舌の感覚は刺激物の過剰摂取によって次第におかされてくる。カプサイシン効果が出る前に頭までいかれてくる恐れがあるので、ええ年こいたおっさんは特に控えなければならない。

脂こってり、香辛料たっぷり→純系日本人にはどうでもいい味なのだw

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大アジ一本買い(その1)

2007年06月06日 | 食材

隣の漁師町から来た行商人が魚をさばいていた。カマスとアジが私の目にかなった。大アジは体長30cm、丸々太っている。迷わずに買うことにした。

色の浅黒い老婆は「お兄ちゃん、特別にやすうしとくで」と言い、「三枚におろしてええか」と聞いた。「自分でするから。そのままで頂戴」と無表情でかえすとさみしそうな表情になった。

魚を一本買いするのは、意味がある。鱗やワタを取るので当然手は汚れ、おまけに臭い。しかし、アラや内臓を一品に変えれば非常に経済的だ。料理屋では出てこない品を作るのも別の楽しみだ。

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