1975年8月5日、愛知県体育館で行なわれたコンサートの隠密録音盤。切れのある演奏(些細なミスはこの際気にしない)で「ハワイ」同様、すばらしい。
やりたいことをのびのびやっている男は本当にカッコいい。旧友ペイジが薬でボロボロになる中、ジェフ・ベックは黄金時代を築く。その後、パッとしない時期もあったが、時代に振り回されること無く、技に磨きをかけていった。
ボーナスCDRには、どうでもいいおっさんのMCが入っているが、大して価値はない(笑)

海賊盤嫌いの御大は近年オフィシャルブートを二枚リリースしている。どちらも「ありのままの姿」がとらえられており、まともな人はこれらを聴いていればいい。完成度の高さをとるならば“AT BB KING BLUES CLUB”だ。
輸入盤はチープな作りの紙ジャケである。「装丁なんかどうでもええねん。中身で勝負や」という御大の高笑いが私には聞こえる(大笑い)
